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私の頭が正常であったなら 幽BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/02/10 |
JAN | 9784041064351 |
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私の頭が正常であったなら
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商品レビュー
3.8
52件のお客様レビュー
山白朝子というのは、乙一さんの別ペンネームなのだそうだ。巻末の宮部みゆきさんの解説を読んだら、そう書いてあってびっくりした。 世界で一番、みじかい小説 首なし鶏、夜をゆく 酩酊SF 布団の中の宇宙 子どもを沈める トランシーバー 私の頭が正常であったなら おやすみなさい子どもた...
山白朝子というのは、乙一さんの別ペンネームなのだそうだ。巻末の宮部みゆきさんの解説を読んだら、そう書いてあってびっくりした。 世界で一番、みじかい小説 首なし鶏、夜をゆく 酩酊SF 布団の中の宇宙 子どもを沈める トランシーバー 私の頭が正常であったなら おやすみなさい子どもたち 8つの話からなるホラー短編集だが、どの話も怖いだけではなく、読み終わった後で、暖かい気持ちになったり切ない気持ちになったりする。 特に印象深かったのは『子どもを沈める』で、こんな復讐の方法を思いつくなんて、その恨みの深さは想像を絶する。本当に恐ろしい。 でも、今後この親子が幸せになって欲しいという気持ちでいっぱいになるよい話だ。 あともうひとつ、『おやすみなさい子どもたち』が好き。死ぬ直前に今までの人生が走馬灯のように蘇るというが、それは天使が、生きているわたしたちの中から時々胸の中のフィルムを取り出してコピーしたものを繋ぎ合わせたもので、それを死んでいくときに、映画館のようなところで見せられているという発想が面白い。ボランティアで子どもたちと一緒に船で旅をしていたアナ。しかしその船が事故にあってしまい、救命ボートに乗せられたものの、アナだけが海に落ちてしまう。例によって彼女の今までの人生が走馬灯のように蘇るのだが、どう考えても自分の人生じゃない。あれ?おかしいなと気がついた瞬間、天上の世界の映写室にいた。横には天使がいて、同姓同名の人の走馬灯フィルムと間違えて上映してしまったという。その天使と一緒に自分の本当の走馬灯フィルムを探すアナ。それは見つかるのか、そして残された子どもたちは無事に生き残ることができるのか。 ユーモアがあって、面白い話だった。本当に死後の世界がこうであればいいんだけどね。
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少し背中がゾクッとする霊の話や死後の話の短編集。 怖過ぎず軽過ぎず、少しヒヤリとする感じが暑い夏に丁度よかった。 表題となる「わたしの頭が正常であったなら」が一番好み。 追記 読後に他の方のコメントを読んで、乙一さんの別名義と知った。内容がなんとなく女性が書いたイメージだったの...
少し背中がゾクッとする霊の話や死後の話の短編集。 怖過ぎず軽過ぎず、少しヒヤリとする感じが暑い夏に丁度よかった。 表題となる「わたしの頭が正常であったなら」が一番好み。 追記 読後に他の方のコメントを読んで、乙一さんの別名義と知った。内容がなんとなく女性が書いたイメージだったので(著者名からの先入観かもしれないけれど)意外だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
喪失がテーマ?誰かが亡くなったり消えたりする話、なんとなく子どもがテーマにらもなってるのかな おやすみなさい子どもたち 死後の世界、走馬灯を観るはずが自分の走馬灯が見つからず天使と探す話。自分の出生の秘密にも関わる事態に。 世界で一番、みじかい小説 幽霊の死因を探る話。奥さんが終始冷静ですごい。取り憑いている原因があれのせいだとは思わず、真相がわかった時には笑ってしまった。
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