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松本清張の「遺言」 『昭和史発掘』『神々の乱心』を読み解く 文春文庫

原武史(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2018/02/09
JAN 9784167910211

松本清張の「遺言」

¥495

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2022/04/02

100分de名著 より。原武史 「 松本清張 の遺言 」〜昭和史発掘 神々の乱心 の晩年2作品から 松本清張の着眼点、昭和史観を捉えた本 松本清張 の 「本当にみずみずしい作品は 若い頃には書けない」の言葉から、この2作品は みずみずしさを目指したもの。みずみずしさとは 新し...

100分de名著 より。原武史 「 松本清張 の遺言 」〜昭和史発掘 神々の乱心 の晩年2作品から 松本清張の着眼点、昭和史観を捉えた本 松本清張 の 「本当にみずみずしい作品は 若い頃には書けない」の言葉から、この2作品は みずみずしさを目指したもの。みずみずしさとは 新しい歴史認識ではないか。 「神々の乱心」は 二二六事件と日本の神話をモチーフに 絶対神(天皇)に対するクーデターを描いたが 絶筆未完。著者は 秩父宮をツクヨミとする教義の宗教団体が 秩父宮に神器を献上し、新天皇即位を謀るクーデターというシナリオを推定 清張の着眼点 *現代と歴史、組織と個人、支配と被支配の軸を描く *史眼烱々(けいけい)〜史料の点と点を論証できる推理でつなげる *倒叙法(現代から過去に遡る)→歴史は後になるほど 枝が広がって複雑 *司馬遼太郎は街道に、松本清張は鉄道に注目している 天皇=血統主義→三種の神器が血統の証 *アマテラス=天皇の直系→絶対君主 *天皇の弟 秩父宮→アマテラスの弟ツクヨミ→天皇の臣下 *アマテラスの弟スサノオ→埼玉の神(氷川神社)→ツクヨミとスサノオを同一神とみる説あり

Posted by ブクログ

2018/05/06

『松本清張「隠蔽と暴露」の作家』からの『松本清張の「遺言」』。本屋さんの文庫コーナーでたまたま見つけて。文春新書で読んだことあったけど、文庫だったっけ?と、よくよく見たら新書の時の「神々の乱心」だけじゃなくて文藝春秋で掲載された「昭和史発掘」についても一緒になっていてお得!今年3...

『松本清張「隠蔽と暴露」の作家』からの『松本清張の「遺言」』。本屋さんの文庫コーナーでたまたま見つけて。文春新書で読んだことあったけど、文庫だったっけ?と、よくよく見たら新書の時の「神々の乱心」だけじゃなくて文藝春秋で掲載された「昭和史発掘」についても一緒になっていてお得!今年3月に放送されたEテレ100分de名著の松本清張シリーズの後、出版されているらしくホヤホヤの旧著でした。「隠蔽と暴露」では政治体制と官僚制と経済界に召喚され、「遺言」では天皇制に呼び出され、今、松本清張、大忙しです。それは、「昭和」という時代を大きく捉えることについてのニーズがかつてないほど高いからなのだと思います。新しい元号を迎えるこの一年、昭和をリセットするのではなくディスカバーする、ということが大切なのかも、です。

Posted by ブクログ

2018/02/06

【清張の代表作と遺作に秘められた真実】厖大な未発表資料と綿密な取材で埋もれた事実に光を当てた『昭和史発掘』と宮中と新興宗教に斬りこむ遺作『神々の乱心』を読み解く。

Posted by ブクログ

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