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公共的なるもの アーレントと戦後日本
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公共的なるもの アーレントと戦後日本

権安理(著者)

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公共的なるもの アーレントと戦後日本

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784861826719

公共的なるもの

¥1,815

商品レビュー

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2018/03/13

思想書かつ歴史本。素直に面白かった。あと、このボリュームでこの値段は有難い! まず、公共性とは何か、何であるべきなのかについて先行研究が整理される。さらに、それが何故求められるのか=存在論が展開され、その後で、戦後日本という歴史的文脈における公共性の編成が、アーレントの受容とい...

思想書かつ歴史本。素直に面白かった。あと、このボリュームでこの値段は有難い! まず、公共性とは何か、何であるべきなのかについて先行研究が整理される。さらに、それが何故求められるのか=存在論が展開され、その後で、戦後日本という歴史的文脈における公共性の編成が、アーレントの受容という観点から語られている。終章に、オチ的な感じの考察もある。正直難しい部分もあるが、論理的に書かれているので読み進められる。ガチガチの専門書ではない。短文が多いかなあ。節?を多くして細かく区切っている点は、評価が分かれるかもしれない。 アーレントの解説本ではなく、筆者なりの(ときに力技的な感じの)方法と視点から、アーレント(やハーバーマス)を読んで、公共性を検討している。この本を読んだあと、改めて、人間の条件や、ハーバーマスの公共性の構造転換の問題を考えたくなった。解説本ではないのに、一味違ったアーレント、ハーバーマス入門にもなっている気がする。

Posted by ブクログ

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