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姉妹都市の挑戦 国際交流は外交を超えるか
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姉妹都市の挑戦 国際交流は外交を超えるか

毛受敏浩(著者)

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姉妹都市の挑戦 国際交流は外交を超えるか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2018/01/01
JAN 9784750346250

姉妹都市の挑戦

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2018/06/08

姉妹都市交流の変遷を掘り起こすと同時に、その交流はどのような影響を地域社会、そして世界に与えてきたのかを、現状・事例とあわせて描き出している。米国、中国、ロシア、韓国、イスラム圏とのそれぞれの姉妹都市交流など、様々な事例が取り上げられている。姉妹都市交流に焦点を当てた書籍は、他に...

姉妹都市交流の変遷を掘り起こすと同時に、その交流はどのような影響を地域社会、そして世界に与えてきたのかを、現状・事例とあわせて描き出している。米国、中国、ロシア、韓国、イスラム圏とのそれぞれの姉妹都市交流など、様々な事例が取り上げられている。姉妹都市交流に焦点を当てた書籍は、他にあまり例がなく、貴重である。 日本で姉妹都市交流が始まったのは1950年代であり、当時の人々は驚くほどの積極性を持って海外との交流に取り組んだという。原爆が投下された長崎市が、日本で初めてアメリカと姉妹都市を結ぶ第一号になり、日米の国民的な和解のシンボル的な意味をもつようになったというのは初耳だった。 姉妹都市交流の地域社会のメリットについても、経済交流、まちおこし交流、課題解決型交流の3点にわたって触れられている。そして、自治体の国際活動は地域住民や地域社会の発展のために行われるべきものであるとして、姉妹都市交流は、地方自治体と市民とのパートナーシップによって行われるべきであると指摘している。 評者は、地方自治体の姉妹都市交流については、その効果や地方自治体の施策としての優先順位といった点から懐疑的であったが、本書を読み、その歴史的意義や地域社会に与える効果について一定の理解はすることができた。 しかし、本書でも指摘されているように、姉妹都市交流の効果を測定することは非常に難しいということを再認識した。また、歴史的沿革等から姉妹都市交流をするならまだしも、わざわざどこか姉妹都市交流をしてくれるような海外都市を探してきてまで姉妹都市交流をするのは本末転倒なような気がした。住民の国際理解を深める活動に意義はあるにしても、姉妹都市交流だと特定の国・都市に交流が限られるし、本書でも指摘されているように、特定の住民に影響を与えるにとどまるケースが多いように思われる。少なくとも、本書がいうように、姉妹都市交流を通じて何を達成したいのかは明確にすべきだろう。

Posted by ブクログ

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