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川のむこうの図書館
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | さ・え・ら書房 |
発売年月日 | 2018/02/04 |
JAN | 9784378015545 |
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川のむこうの図書館
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商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
前作で気になった竜司くんのその後がわかって嬉しい。 親の引越しなんて、子供がどんなに嫌がっても、どうにもならないことばかりだろうが、どうにかなって良かった。
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「坂の上の図書館」に出てきた竜司くん、引っ越した先で良い仲間に出会う。 母親の都合に振り回されながらも成長していく。 そこにやっぱり図書館の存在が。 図書館と共に成長していく子ども達がたくさんいてくれると嬉しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「坂の上の図書館」で、図書館の雑誌を勝手に持ち出した竜司が主人公。 雑誌を図書館に返した直後転校し、川のある町で暮らしている。 竜司の家もお母さんが一人で竜司を育てているが、昼間も、そして夜も働いているお母さんは疲れている。 竜司の誕生日にも気づかないくらい。 辛いこともあるのだろう。 何かあるとすぐに引っ越すことにするおかあさんと一緒にいるため、竜司は人と付き合うのが苦手だ。 「どうせ今だけのつきあいなんだし」 ひとりでいることは寂しくはない。 でも、退屈なんだ。 竜司は放課後を、家の近くの大きな公園にある古民家でボランティアガイドをしているおじいさんと親しくなる。 まず、親ではない大人が側に居てくれることはとても大事。 おじいさんは自分の昔話をしたり、手伝いをさせたりして、竜司の居場所を作る。 学校でも、美紀と悠人と一緒に卒業前自由研究を一緒にすることによって、変わって行く。 帰国子女の美紀、運動音痴の悠人も仲のいい友達がいないため、余った3人で班を作ることになったのだけど、美紀から怒られるように自分の意見を求められ続けているうちに、自分の発見を離して褒められたり、みんなで一つのことをすることに喜びを覚えたり。 そんな時にお母さんがまた引越しをするという。 竜司は初めて反抗する。 「どこへ行ったって同じだよ。それに僕にはここでやりたいことがあるんだ」 多分はじめて、お母さんは竜司を振り回していただけの自分に気づいたのだと思う。 図書館で料理の本を借りては、たまにお母さんの代わりに食事の支度をしたりと、竜司が変わることによってお母さんもこれから変わって行くのだろう。 図書館司書のお姉さんも、古民家のおじいさんも竜司を暖かい目で見守ってくれている。 いつまでこの街にいられるのかは分からないが、竜司はもう孤独ではない。
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