臨済伝法の師家が語る 坐禅の効用 実社会における「人間形成の禅」の展開 人間形成の禅

丸川雄浄(著者)

• 販売会社／発売会社: サンガ
• 発売年月日: 2018/01/28
• JAN: 9784865641134

商品レビュー

2024/09/26

座禅の留意点2つ。1つは、この実践業に熱心に気合を入れて取り組む。2つ目は、これに取り組む時間と頻度ですが、45分。毎日5年10年続けること。

人間の心の自然を保持するのに、無策では危険。意識的な施策が不可欠になる。その施策の種は、時々登頂連合(人間の脳のデジタルコンピューターに該当する部署)をご破算にしてやること

身体の筋肉の記憶は、通常72時間(三日間)と言われている。72時間以内にトレーニングを繰り返すと筋肉の記憶が蓄積されて、身体能力が向上する。

自分の呼吸を集中して数える数息観において気合を込め、医師の力を強めて、呼吸を数える、ということ以外何も考えない。

初期・中期・後期に分けられ、初期がニ念を継がずで、1から100までの数息、そして、中期が1から10までの一念不生する。そして、最後はを呼吸を数えない数息へと。

吸う息、吐くの息の一息を正念で占拠し切ってしまって、その一息の正念化が完全にできてから、その正念息を継続していくと言うことになれば、結果として一念不生がずっとできていくと言うことで、正念息にギアが入る。

仏像と右側の花瓶の生花と、仏像の前の香炉と自分とかが、ものとして全く同じように存在している。その部屋の一部の静物になりきってしまっている。ここでは「観る」「集中する」「切る」と言う動詞がなくなってしまっている。

道元「いただきにカササギの巣や作るらん眉に描かれるささがにの糸」