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雛鳥は汐風にまどろむ Chara C
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2018/01/25 |
JAN | 9784199607431 |
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雛鳥は汐風にまどろむ
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
感動物。泣けます…陵の過去が切なく、歩と自分を重ねるストーリーがすごく良い。(あと、島村ママができる脇キャラすぎて、良いです)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いやほんと南月先生流石の一冊でした…。 この分厚い一冊に胸アツでした… イケメンでミステリアスな惣菜屋さん×訳あり子持ちサラリーマン。 姉と両親を亡くし甥の歩を距離感に戸惑いながらも一人で育てる勇一と引っ越し先近所で惣菜屋を営む陵。 前半は勇一と歩が家族になる話。最初は勇一はすごく冷静な男の子だなーと思っていたけど回想で嬉しそうにセミの抜け殻の話をするシーンや「キライにならないで」と泣いてしまうシーン。頼る大人が勇一しかいない不安定な足場で必死で良い子であろうと不安を押し込んで我慢していたんだなあと。 後半は陵のエピソードが明らかになる。実の母親を病気で亡くし愛情に飢え他人の愛情を横取りする事で本当の愛情を確かめようとしていた過去。兄の彼女はまだ…にしろ義母を寝取ったのは流石にと思ったけど、そのことを何とも思わないほど飢えていたのかなとも思いました。勇一の無垢な愛情に救われて良かったです。そして陵の人様向けの大人っぽい表情と勇一と歩に見せる子どもっぽい表情のギャップがすごく萌えました… “形も大きさもわからない不可視な存在”である愛情、勇一は持ち前の包容力で陵も歩も幸せにしていくんだろうね。 島村さんはシングルマザーで大変な立場にも関わらず素敵なママさんであんな人がいれば陵や歩など親を亡くした子どもも幸せになれるんだろうな〜と、素敵な人でした、島村さんに幸あれ!! そしてなんといってもくっついたあとの陵のガキっぽい可愛さ、歩と勇一をとりあう可愛いギャップはすごく可愛いかった… カバー裏最高。 これから3人で幸せになる続編読みたいなあ〜
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▼あらすじ 事故で亡くなった姉の子供・歩を引き取り、海の見える町に引っ越してきた勇一。 新天地での初めての子育てに悩んでいた勇一が出会ったのは、町で惣菜屋を営む元ホストの陵だ。ガッツリ胃袋をつかまれすっかり常連となった勇一に、「あなたのこと、もっとよく知りたいです」と口説くように囁やかれて…!? *** ストーリーの完全度:高い トーン:せつない・シリアス(やや高) エロ度:普通 萌え度:普通 総合評価:★4.0 積み本崩し。初読みの作家さん。 丸々一冊表題作で、見た目も中身もそこそこ厚みのあるお話でした。 ほのぼのしたシーンも多いですが、どちらかと言えばシリアス寄りな雰囲気の作品で、受けが主人公…と見せかけて実は攻めが主人公のお話でした。 ストーリーはまぁ、悪くはないです。たっぷりページを使ってるだけあってなかなか読み応えのある作品に仕上がっていると思います。 ただ、勇一よりも陵を中心にしたお話だったので、ノーマルな筈の勇一がなぜ陵を好きになったのか、その辺が少しふわっとしていて分かりづらく、最後まで疑問が残るところだったかな。 あと、これはかなり個人的な問題なんですが…攻めがちょっとイメージと違って残念でした。訳あり気な雰囲気は漂わせてたけど、思ってた以上に訳ありだったというか何というか。 人のものにしか興味を示せないっていう性癖はまぁ、育ってきた環境を考えれば何となく理解出来ますし、義兄の彼女を寝取るのも心情的には理解出来ます。ただ、義母まで寝取るのはちょっとなぁ…。陵にとってはただの復讐でしかないのかもしれませんが、義理とはいえ母は母だし、流石にそこまで行くとやり過ぎだろ…と若干引いてしまって。私が狭量過ぎるのかもしれませんが、生理的にちょっとね…(^^;) ただ、余裕のあるキャラと見せかけて意外とヤキモチ焼きで子供っぽいところは可愛いと思いましたし、勇一を初めて抱く時に見せた不安げな表情と「嫌がんないで」 って台詞には不覚にもキュンとしてしまいました。 あと、この作品の中で一番良かったのが受けの甥っ子の歩。感情を殆ど表に出さないキャラで、口数も少ないし最初は可愛げのない子供だな〜と思っていたのですが、だからこそ「おれのことキライにならないで」って感情をあらわに泣きじゃくるシーンは衝撃的でしたし、思わずうるっと来てしまいました。しかも、海でシーグラスや貝殻を集めてた理由がまた健気で…!めちゃくちゃ良い子じゃん…!(泣) 最後は二人して勇一を取り合っていてほっこりしましたし、これからも三人で仲良く暮らしてほしいな、と思いました(^^)
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