マンガでわかる片付太郎と汚部屋乱子のお片づけレッスン

長浜のり子(著者)

• 販売会社／発売会社: PHPエディターズ・グループ/PHP研究所
• 発売年月日: 2017/12/01
• JAN: 9784569837246

商品レビュー

2024/08/02

借りたもの。
汚部屋に住むOLが、隣に住む片付けのプロ資格を持つ男性の手助けを得て、汚部屋を脱出するストーリー。
出だしはなろう系小説のような設定だが、断捨離から収納の方法まで順を追って丁寧に、お片づけの仕方を説明している。
Youtube『ゆっくり解説インテリア』( https://www.youtube.com/@y_interior )さんで紹介されていた一冊。

昔と異なり、モノがあふれている現代。「お片づけはセンスや才能ではなく知識」という金言。
片づけをする“理由”――こうなりたいと思う未来の自分、理想の暮らしを想像する――は何か？
そこからはじめて断捨離がスタートする。
ヴィジョンを明確にし、今持っているもので“理想の暮らしで必要なものを選ぶ”。“迷ったものは不要なもの”と、お片づけの基準となる知識を授けてくれる。

そして必要なものが選別されたら、収納へ。
ストレスなく出し入れできるゴールデンゾーン、種類や目的別のグルーピング、ラベルなどを使って収納する住所をつくる。

アフターケア？な生活習慣の話も。
モノの量の最適化を維持するために、お得に惑わされない、ストックを持ちすぎない、劣化を確認する……

ひぐちさとこ『集めすぎ女子が本当の「好き」を見極めたら みるみる部屋が片付きました』( https://booklog.jp/item/1/404064168X )に近いだろうか。

牧野智和『日常に侵入する自己啓発: 生き方・手帳術・片づけ』でも言及されていたけれど、お片づけには“自己分析”が大切……上記書籍では自己実現を女性の分野として紹介していたし、この本も女性がターゲットである。
だが『ゆっくり解説インテリア』のカジマグさんの解説を聞くと、その分野の男女差は無いように思う。

2024/07/06

片付けたい↔片付けられない のループにハマっている近年。
読んだときはなる程と思いながら…実行できない。
イヤしないのはなぜなんだ!自分で自分がわからん!

2023/08/12

漫画のテンポや登場人物が好き。
優しくてすこし変わってる片付け大好きな片付けのプロ、片付太郎と、明るくて買い物大好きだけど、片付けが苦手な汚部屋乱子の話。
2人の生活や生活にスポットを当てて物語は進んでいく。
読み終わった後、思わず部屋の掃除をしたくなった！

具体的にどうやって片付けていくのがベストか、物を捨てる判断基準など、イラストで教えてくれるので親切。
温かみのあるイラストとストーリーで、内容もわかりやすかった。
個人的に、太郎が汚部屋に対して厳しい言葉を言うのではなく、「どんなに片付いてない状態であってもずっとそのことで悩んできた人を僕は絶対に怒ったりしません」と受け入れる姿勢をみせたところから、よりこの漫画を好きになった。