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男性という孤独な存在 なぜ独身が増加し、父親は無力化したのか PHP新書1128
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2018/01/01 |
JAN | 9784569837468 |
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男性という孤独な存在
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商品レビュー
2.8
8件のお客様レビュー
男性が孤独化・無力化している現状を、これまでのデータや家族史、サル学などから分析した一冊。 自分の読み込み方が甘いのか、はしがきに書かれている、一夫一妻制は日本では歴史が浅いこと、家族への考え方が変化し、男の孤独感が増していること、ということがデータや歴史から指摘されていますが、...
男性が孤独化・無力化している現状を、これまでのデータや家族史、サル学などから分析した一冊。 自分の読み込み方が甘いのか、はしがきに書かれている、一夫一妻制は日本では歴史が浅いこと、家族への考え方が変化し、男の孤独感が増していること、ということがデータや歴史から指摘されていますが、それ以上のものが読み取れず、若干未消化となってしまいました。 日本が家父長制が厳格に守られ、厳格な一夫一妻制を保っているのは、100年程度という解説をしつつ、一夫一妻制は、類人猿に見られる平等意識から生まれた、という記述があったりと、どうも著書の内容が理解できませんでした。サル学の部分から入るなら、人類共通の家族観・夫婦観があるはずなのですが、一方で日本特有の意識変化も言及しているので、どちらかに絞ったほうが主張がはっきりしたのでは、とも思います。 また、今後の処方箋や提案がなく終わってしまったのも物足りなさが残りました。 ▼日本はかなり厳格な一夫一妻制を保っているが、歴史をたどると、この特色は最近のほぼ百年間程度しか当てはまらない。他の長い期間はそう厳格ではなく、男女関係はかなり自由であった。 ▼ヒトの世界において夫や父になる男性が今後ますます減少するということである。だが、妻や母になる女性の数は男性ほどには減っていない。 ▼競争に勝ち残った雄以外の平凡な雄は、集団の中での存在意義を失いつつあるのではないか。ならば類人猿の仲間であるヒトにおいても、本来は「平凡な男」の存在意義は小さいのかもしれない。 仮に過程を持ったとしても、現代日本の夫・父親の存在意義は昔に比べて低下している。家父長制がなくなって男の威厳がなくなり、子どもに対しても気を遣う父親が増え、家族関係の消費活動(家電などの買い物)においても男は優柔不断で、決定権を握っているのは女性である。家庭の中においても男は弱くなっており、存在が軽くなっているのである。 ▼現代に至って離婚率が高まったのは、明治初期の離婚率が高かった時代に先祖返りしたのである。性、愛、結婚に関して、本書は現代に発生していることは、古代に起きていることの再現だと近いすべきと主張したが、離婚に関しても同様の解釈が可能なのである。 ▼ヒトは類人猿から進化した動物なので特質を共有しており、もし類人猿において父親が余分なものなら、人間の社会においても、父親とは本来は不要な存在であるかもしれない、と類推するものである。 ▼単独で住む人が増加し、世帯人員が減少すれば、全体的い「頼りになるのは自分だけ」という思いが強くなる。日本で家族の絆が強かったので、経済、生活、看護、介護、あるいはいろいろな世話やケアを、家族の助け合いが今後減少していくことを意味するのである。 ▼なぜ国民は、意識としては福祉国家を理想としながらも、税や社会保険料の負担アップ策を嫌うようになったのか。財界、保守政治家、一部の経済学者の主張する経済へのマイナス効果を恐れる面もあるが、もっと重要な要因は、負担を重くしても政府からのサービス提供に期待できない、ちみなすようになった点である。換言すれば北欧諸国と異なり、政府への信頼感に欠けるからである。 ▼母親が専業主婦でいるか、外で働いているかの違いによって子育てと子どもの教育の差が出ることはなく、母親の教育熱心さが子どもの教育達成に与える効果は大きい。逆に言えば父親の果たす役割は影が薄い。 ▼経済的に豊かな国になったのでガツガツ働く必要はないし、競争に勝って有利な立場にならなくても生きていける、男女平等が叫ばれる世の中になり強い男が必ずしも称賛されない、男女とも優しい人間であることが価値の高い特質とみられるようになった、などである。 <目次> はしがき 第1章 「普通の男」は父、夫になりづらい時代 第2章 日本の結婚・家族の歴史 第3章 現代における「家族のかたち」の変容 第4章 父親という存在の実像 1. 家族の実像 2. 男の罪深さ 第5章 雄のいらない動物からの示唆 第6章 男という存在の軽さ 参考文献
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なぜか自分のことを言われているようで思わず借りて読んでしまった。 結論からいうと、昔から男というものは多数の女性を囲むものと、孤独なものに二極化するものだったらしい。むしろ、明治から昭和にかけてのほとんどの男性が結婚できた時代のほうが異常だったのだとか。 そういわれてると、なんか...
なぜか自分のことを言われているようで思わず借りて読んでしまった。 結論からいうと、昔から男というものは多数の女性を囲むものと、孤独なものに二極化するものだったらしい。むしろ、明治から昭和にかけてのほとんどの男性が結婚できた時代のほうが異常だったのだとか。 そういわれてると、なんか別に結婚しなくても別にいいかと思えてくる。 この本自体は論文のような書き方になっており、橘木(2016)を参考というような書き方をしてあってなんだよ2016ってとなる(論文を参考にしているのかと思って参考文献みたら、書籍だった)。 ところで、離婚率が21世紀の初めは2.3%ぐらいと書いてあって、思ったより少なくて驚いた。もう少し多いと思ったのだけど、どうやら分母に結婚してない人も含まれているらしい。離婚率っていったら、だいたい結婚した人の中の割合というイメージなのだけど……。 フランスでは婚外子が多いとのことで、PACSという婚姻より規制が弱く、税や社会保険に関して夫婦並みの権利を亭受できる制度があるからとのことなのだけど、その中でなんで結婚する人もいるのか気になった。そこまでいくと、あまり結婚にメリットってないような。本当に、契約上の関係という感じなのだろうか。 日本でも婚外子を容認するような社会になったら、少しは少子化問題解決するのだろうか(そんな簡単なものでもなさそうだけど)。 なお、ボノボは雌同士で性器をこすりあわせる「ほかほか」という行為をすることがあるらしい。本書ではそれは、雌同士のホモセクシャルと書かれてあった。雌同士でもホモセクシャルというおか(男同士にしか使わない言葉かと思ってた)。 ところでどうでもいいことだけど、漢字が苦手なせいで、雄と雌のどっちがオスでどっちがメスがよく分からなくなるときがよくあった。二つあったらどっちがオスでどっちがメスが分かるのだけど、片一方(雄だけなど)書かれてあると、とくにそうなる。
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お金や地位がなくなればパワーは小さくなるわけで、ジェンダーに縛られてるのは男も女も同じだなと思った。この著者の本は何冊か読んでるようだが、因果関係なのか、ただ別の側面を言ってるだけなのか、わかりにくくて構造化できない
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