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弥生の木の鳥の歌 習俗と宗教の考古学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 雄山閣 |
発売年月日 | 2017/12/01 |
JAN | 9784639025429 |
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弥生の木の鳥の歌
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事前に目次まで調べて期待して読ませて貰ったのであるが、戸惑いを隠せない。これほどに私好みのテーマを書いていて、これほどに得るところの少なかった本は珍しい。もちろん著者は、弥生文化博物館館長を長く勤められた、弥生考古学の重鎮である(1927年生まれだから現在91歳!)。素人の私の戯...
事前に目次まで調べて期待して読ませて貰ったのであるが、戸惑いを隠せない。これほどに私好みのテーマを書いていて、これほどに得るところの少なかった本は珍しい。もちろん著者は、弥生文化博物館館長を長く勤められた、弥生考古学の重鎮である(1927年生まれだから現在91歳!)。素人の私の戯言だとはいえ、私ごときが批判出来る点は一つもない。出来るはずもない。ただ、せっかくのテーマなのに私の知りたい部分が書かれていないのである。例えば、「(前方後円墳の祖型は)方形周溝墓や円形周溝墓」であり、「陸橋部分が発達して前方部になった」というのが「広く認められている」(62p)とは書いているのですが、前方部は、ただ通るだけのために作られたのか、祭祀が行われたのか、わからないのである。もちろん、はっきりわかっていないからだとは思ったが、近藤義郎さんの本で陸橋部分までは聞いていたのでその先が知りたかった。 それでも、ちょっと心に残った部分をメモする。 ・土井ヶ浜墓地(下関)を共同に使用した50年間の平均人口は、394人内外(28p)。下関市から土井ヶ浜に至る北浦の弥生時代前期末ごろの人口は、最大13000人から最小2500人。4000人がもっともありそう(33p)。 ・梅原末治は、メスリ山古墳の爪くらいの滑石製の欠片を見て、遠く離れた京都の守屋コレクションの滑石製の椅子とピッタリ合わせた。つまり遺物が盗掘されて京都までいっていたのを証明した(182p)。梅原先生は「考古学はモノの研究だ」と言われた。 2018年3月読了
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