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ピアノのお悩み解決クリニック 演奏テクニック編
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ピアノのお悩み解決クリニック 演奏テクニック編

春畑セロリ(著者)

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ピアノのお悩み解決クリニック 演奏テクニック編

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヤマハミュージックメディア
発売年月日 2017/12/01
JAN 9784636950427

ピアノのお悩み解決クリニック 演奏テクニック編

¥440

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2021/10/04

 「タッチが弱いと言われます」、「1オクターブを超えた分散和音が苦手」、「暗譜できない」、「真ん中のペダルの使い方」、「8分の9拍子が弾けない」など、わりと具体的な技法について、「月刊ピアノ」のQAコーナーを担当している著者が、分かりやすく答えているもの。  ほとんどの質問はティ...

 「タッチが弱いと言われます」、「1オクターブを超えた分散和音が苦手」、「暗譜できない」、「真ん中のペダルの使い方」、「8分の9拍子が弾けない」など、わりと具体的な技法について、「月刊ピアノ」のQAコーナーを担当している著者が、分かりやすく答えているもの。  ほとんどの質問はティーネージャーの女子中高生、なので、中級以上の人が読むのがいいかもしれない。それでも、たぶんピアノの練習ってやっぱりこういうことが大事なんだ、ということが分かる。例えば「つまづく原因を厳密に解明して、その苦手な部分を繰り返して何度も練習する」とか。(一方では「幻想交響曲」の冒頭なんて「勢いで弾いてしまえばいいのです。両手のリズムのつじつまが正確に合っている必要はぜんぜんありません。テンポが速いですから、なんとなくやっつけちゃえばいいのです。」(p.32)というのは意外。)あとはもう一方では、「とにかく音を聞け」というアドバイスが、たぶん音楽の基本なんだろうなあと思った。ペダルの使い方の質問のところで、「手と足の勝負ですが、実のところ最後はやっぱり耳が勝負なのです。」(p.59)ところなど。「リズムがうまくとれない」という質問の最後には、「失敗したら笑いころげちゃったりして、スポーツ・ジム感覚、ピクニック感覚で楽しむことです。」(p.81)と書いてあって、やっぱりレジリエントで、楽観的というのは何事でも稽古事なら大事なことなんだなあと思った。あとは「指をどう離すかで、演奏の個性が作れる」(p.22)の部分は勉強になった。それにしてもグリッサンドって練習したら血が出たりするんだ、というのが何とも恐ろしいと思った。(21/09)

Posted by ブクログ