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パノララ 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2018/01/16 |
JAN | 9784062938433 |
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パノララ
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
アパートの契約更新に伴い、知り合いの木村家の空いた一部屋に移ることにした田中真紀子。増改築を繰り返された木村家の、不思議な二階に引っ越してみると、木村家は木村イチロー以外、常時薄着で建築業の父、イラストレーターの姉、映画監督を目指す妹、そして現役女優のみすずと、予想外に個性的な人...
アパートの契約更新に伴い、知り合いの木村家の空いた一部屋に移ることにした田中真紀子。増改築を繰り返された木村家の、不思議な二階に引っ越してみると、木村家は木村イチロー以外、常時薄着で建築業の父、イラストレーターの姉、映画監督を目指す妹、そして現役女優のみすずと、予想外に個性的な人たちの集まりであった。どことなくお互いよそよそしい家族と、自由奔放で頻繁に家を空けるみすず。真紀子を介してか介せずか、家族が少しずつ動いていく。 うーん、不思議な感覚の小説。のっけから妙に読みにくい部分があると思ったら、芥川賞作家なのね。わざとなのかわざとでないのかわからぬが、「なになにが何々をして、なになには何々で、なになには・・・」といった具合に、半ページ以上が一つの文になっていて何なんだ?と思ったと思えば、会話でどんどん進む部分がある。 また、突然イチローには、ある1日を2回繰り返す能力があるであるとか、姉の文にはワープする能力があるとか、ほんとかどうかよくわからない話も出てくる。まあそこも話のキーになっていくわけであるが。 木村家のあっけらかんとした、一方で他人のような家族はドライでよい。しかし、なかなか語られない田中家については、なにか闇があるのだろうなあと引っかかりながらストーリーを進めることになる。 序盤では文章が長すぎて読みづらく、なかなかページがめくれないが、あるところからぐんぐん読み進められるようになったのは、慣れなのかそういう文章なのか不明。 それぞれのキャラクターや立ち位置、関係性が、希薄であってもわかりやすい部分があるため、ある意味純文学的な、例えばオカヤイヅミの漫画のような感じで、「理由がわからなかった」となる人はほとんどいないだろう。漫画化しても面白いかもしれない。 ただねえ、映画教室は登場当初からなんか嫌な感じではありましたね。こういうコミュニティは苦手だなと。
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※このレビューにはネタバレを含みます
主人公が居候?することになった家の家族たちは、皆何かちょっと歪な関係に見えるし、子供たち3人は ・たまに同じ1日がループする ・ちょっとの距離だけワープできる ・電話に出なくても相手が誰かどんな顔をしているかわかる それぞれ、こんな感じの本当に少しの不思議な力を持っていて しかもそのことを(家族同士でさえ)誰にも話をしたことがない。 居候先の家族の3人の子供たちは3人とも親が違ったり、主人公の親は過干渉で精神的に病んでる感じだったり、「家族」というものには外からは見えない秘密というか問題がある。 ということが淡々とした感じで書かれている。 このちょっと不思議な雰囲気に妙に惹かれて、 ぐいぐい読む進めてしまったけれど、不思議は不思議のまま何も解決しないまま終わってしまってどうも消化不良だった。 ミステリーが好きなので「不思議」や「謎」があると最後にそれらがスッキリ解決することを期待してしまうのがいけなかったかも。
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2021.6.11断念 文章に目を引く描写はあれど、この先の展開にあまり興味がわかない。遅々として進まずのんびり読んでいたら、図書館から返却督促が来てしまい、執着もないので途中で断念。 やはり本は惹きつける何かがないと。
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