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しめかざり 新年の願いを結ぶかたち
定価 ¥2,750
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 工作舎 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784875024880 |
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しめかざり
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しめかざり
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
美しく興味深く思いました。 同じ県でも本当に全く違うしめ飾りがあり、来年の正月は地元のしめ飾り巡りをしたいなと思った。
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フォローしている方の本棚で拝見して、これは絶対読まなければ!と図書館で予約。 美しい!の一言に尽きる。 正月を寿ぐためのしめ飾り。 地方地方によって特徴があり、その地域の文化を感じさせる。米どころでは、米俵を模した物など…。 また縁起物で鶴亀や、宝船、エビやヘビなどもあり、その...
フォローしている方の本棚で拝見して、これは絶対読まなければ!と図書館で予約。 美しい!の一言に尽きる。 正月を寿ぐためのしめ飾り。 地方地方によって特徴があり、その地域の文化を感じさせる。米どころでは、米俵を模した物など…。 また縁起物で鶴亀や、宝船、エビやヘビなどもあり、その種類の多さに圧倒される。 かつて農家の農閑期の収入源ともなっていたしめ飾りだが、他の伝統文化同様担い手はやはり減っているかと思いきや、著者の森さんは、年々盛り上がっていると書いている。作り手や販売方法は変われども、その造形に魅せられる人が多いということだろう。 著者の森さんは、「しめかざり」をたくさんのふしぎ傑作集でも出されている。こちらは絵も描かれているそうだ。 こういう本が学校図書館にあると、家庭では忘れられつつある日本の文化をつなぎとめることに一役買うのではないだろうか。また、森さんが、しめ飾り収集を始めるきっかけとなった「モースの見た日本」も読んでみたくなった。 2020.2.23
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文章の隅々から、人生をかけてしめかざりを追い求めてきた著者の愛を感じる。著者の今までの集大成であるとともに、まだまだ収集しきっていないしめかざり学の出発点だと思う。 しめかざりとは、正月にトシガミ様(新しい年の福を授ける神様)を迎える準備として、家の内外に飾りつける藁ででき...
文章の隅々から、人生をかけてしめかざりを追い求めてきた著者の愛を感じる。著者の今までの集大成であるとともに、まだまだ収集しきっていないしめかざり学の出発点だと思う。 しめかざりとは、正月にトシガミ様(新しい年の福を授ける神様)を迎える準備として、家の内外に飾りつける藁でできたお飾りです(略) しめかざりは、「しめ縄」という文化から派生しました。今でも神社のご神木や磐座(いわくら)にぐるりと張られたしめ縄を見ることができるでしょう。古来、しめ縄は神が占有する場所を示し、のちに結界や魔除けの性質も帯びるようになりました。 そこで、正月には家のまわりや座敷などにしめ縄を張り巡らし、邪気を払ってトシガミ様をお迎えしました。(略) しかし、しだいにそのような風習も少なくなり、かわりに近世になると、しめ縄を造形した「しめかざり」が生まれます。その当時は「輪飾り」や「牛蒡(ごぼう)じめ」など数種類だけでしたが、現在では、数えきれないほど種類が増えました。(略)(10p) 美大出身の著者ではあるが、民俗学的にも正確な説明だと思う。民俗学者は経てして微に渡り細に渡り一地方だけの民俗事例を説明する。著者が、全国地図を大胆に提示しているのは、専門家ではなく、美術品としてしめかざりを紹介しているからできたのだろう。こういう場合、全体の本質を描けることが多い。経験的に考古学の本にも、専門外の人の書いた本にそういうのが多いことでも肯ける。 私は日本国内を旅する時、1/3くらいは正月休みのことが多い。そういう時に気にしてこの20年間写真に撮ってきたのは、マンホールとしめ飾りだ。地方の特色が鮮やかに出ているものだからである。 我が岡山は、大きな括りで言えば眼鏡の形をしているらしい。「未来を見通す力にあやかりたい」ということらしい。もしかしたら元は海老だったかも、とは著者。いずれにしても眼鏡形だったとは、この本で初めて知った。輪っかだと思っていた。縁は太く藁を締める。私はこの形が普通だと思っていたが、広島県も兵庫県も細い眼鏡縁を作っていた。岡山市と新見市のそれは、一見すれば全く別物みたいなのですが、よく見たら同じ眼鏡形。微妙に土地で構造が違う。まるで古代土器の編年のように、土地と時代で「流行」がある。ということは、あと数百年すれば、この「しめかざり」の写真を見れば専門家は、その土地と時代を当てることができるのかもしれない。 香川県高松市に行った時も、私は写真に撮ったが、此処には載っていなかった。牛蒡じめ、という分類に入るらしい。これも地方により、太く締めたり、縦に飾ったり色々です。 東京は、輪飾り系ですが、松の枝を立ててそれに飾っています(東京都杉並区)。派手さはないけど、松の枝を使うこと自体が、かなり特殊。この前大晦日に旅していた時に、大久保辺りで松の枝だけを売っている一角に出会った。 しめ縄の本場?出雲はいろんなしめかざりの交差点らしい。 本の前半の写真は、宝珠や俵、蛇、馬、鋏、鶏、正月魚等々特殊な形が続く。思うに、特殊な職人が居て、やはり「流行った」のだと思う。
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