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主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社クリエイティブ/集英社 |
発売年月日 | 2017/10/26 |
JAN | 9784420310772 |
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主権なき平和国家
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
あとがきにあるように、自国の主権が大きく損なわれているのに向き合うことはとってもしんどい。そんなわけで一度投げ出してしまった本だけど、これほどまでにコケにされている今、ちゃんと現実を知るところから始めないと、と思って、再度本を取り、読了。岸信介がアメリカとの間でやらかしたことを、...
あとがきにあるように、自国の主権が大きく損なわれているのに向き合うことはとってもしんどい。そんなわけで一度投げ出してしまった本だけど、これほどまでにコケにされている今、ちゃんと現実を知るところから始めないと、と思って、再度本を取り、読了。岸信介がアメリカとの間でやらかしたことを、大幅なる劣化版である孫がロシアとの間でもしでかすのでは、と気が気でない。
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第二次世界大戦での敗戦、その後のアメリカとの関係、世界における日本の位置付け、本当ならもっと考えなきゃいけないし、知らないといけない。 そんな事を思い直すきっかけとなる作品。 今は、日本は、平和だと思う狭い考え方は、ある種自分がよければそれでいいという考えにも近いのでは? 各国の...
第二次世界大戦での敗戦、その後のアメリカとの関係、世界における日本の位置付け、本当ならもっと考えなきゃいけないし、知らないといけない。 そんな事を思い直すきっかけとなる作品。 今は、日本は、平和だと思う狭い考え方は、ある種自分がよければそれでいいという考えにも近いのでは? 各国のpower game?というか政治によって、究極的に対話が成立しなければ武力に頼るという選択肢もとりある世の中は決して平和ではない。 いろいろと、考えさせられた作品である。
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日米地位協定を以下の視点で他の地位協定と比較し、日米地位協定で日本が主権を失っている具体的な事象を明らかにします。 ・米国と最も対等な関係を持つヨーロッパ戦勝国(イギリスなど)と米国との地位協定 ・ヨーロッパ戦敗国(イタリアやドイツ)と米国との地位協定 ・過去の植民地国家(フィリ...
日米地位協定を以下の視点で他の地位協定と比較し、日米地位協定で日本が主権を失っている具体的な事象を明らかにします。 ・米国と最も対等な関係を持つヨーロッパ戦勝国(イギリスなど)と米国との地位協定 ・ヨーロッパ戦敗国(イタリアやドイツ)と米国との地位協定 ・過去の植民地国家(フィリピンなど)と米国との地位協定 ・最近まで戦争状態にあった国家(アフガニスタンなど)と米国の地域協定 ・現在も戦争状態にある国家(韓国)と米国との地位協定 ・日本も参加するPKO活動に際して国連が受入国と結ぶ地位協定 ※日米地位協定との比較ではなく、日本が加わることの問題点の視点で。 主権を失うとういことはどういうことかの事例としては横田ラプコンや事故や事件時の捜査権・裁判権など有名な事案がありますが、当然ながらそれだけではありません。(それだけでも大問題ですが) 特に酷いなと思った事例を2つだけピックアップして以下にご紹介します。 ・米軍は日本政府の了解を得ることもなく勝手に日本の空に低空飛行訓練ルートを設定し、パイロットに障害物は「目で見て、避けろ」と命じて訓練を行っていた ・日米安保条約と日米地位協定の「全土基地方式」がある限り、ロシアの側からみたら、日本は領土問題の交渉がまともにできる「主権国家」ではないのです。プーチン氏の「日本はどの程度、独自に物事を決められるのか」という一見〝失礼〟に聞こえる発言は、紛れもない日本の姿なのです。 著者の一人である伊勢崎賢治氏は本書の最後で日本の保守層・リベラル層それぞれに対して重要なメッセージを発しています。その主旨は「保守も、リベラルも、アメリカの掌の上の平和に安住しているという意味では何も変わらない。主権を取り戻すための行動を、つまり日米地位協定改定に向けた行動を起こさなければ、この国は緩衝国家としての悲哀を味わうことになる」というものです。 私にとっては大変学ぶことが多い一冊でした。
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