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クリムト 官能の世界へ 角川新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/01/10 |
JAN | 9784040821993 |
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クリムト 官能の世界へ
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
クリムトの作品を日本で見れる機会ってほとんどないので(なんたって2点しかないから)六本木も上野もGW前に行ってきた。 でもって、そんな機会を無駄にしないために、この本で予習した。新書版なので絵は小さいけれど、初期の作品から風景画、素描にデザイン画、そしてクリムトと言えば...
クリムトの作品を日本で見れる機会ってほとんどないので(なんたって2点しかないから)六本木も上野もGW前に行ってきた。 でもって、そんな機会を無駄にしないために、この本で予習した。新書版なので絵は小さいけれど、初期の作品から風景画、素描にデザイン画、そしてクリムトと言えばの黄金絵画でクリムト三昧の内容。入門書としてとてもわかりやすい。 若い頃のクリムトは実弟や美術学校の同僚のマッチュと手を組んで、もろに体制側のアカデミー好みの絵画を描いていた。ウィーン美術史美術館やブルク劇場などハプスブルグ家ゆかりの施設の壁画や天井画を制作している。それだけ認められていたということだ。クリムトの絵のイメージからは想像つかない、それはそれはきれいな歴史画だ。アルマ・タデマの絵かと思った。 しかし、アカデミズムの閉鎖的な体質と進歩しない表現方法に嫌気がさして、新たな芸術表現を求めて分離派を結成する。良く知られているようにウィーン万博などでジャポニズムに触れ、美術学校でも日本の芸術表現を学んだ経験が活きた。 金を使うのは琳派の影響だし、額縁や余白の装飾を見ると、あぁ日本っぽいと思う。 でも風景画なんかはシニャックに感化されて点描を取り入れるし、上野の会場にはセガンティーニの影響が見られるなんて説明のあった絵もあった。見た感じは、えっ?どこが?だったけど。(クリムトの絵じゃなかったかもしれない) 日本人だから日本の影響ばかりに目がいきがちだが、顔の描き方なんて、まんまクノップフって感じだし、いろんなものを取り入れて新しい芸術をつくろうとしたんだなっていう意欲が伝わってきた。 今回のクリムト展、上野はクリムトに絞った内容で、六本木のほうはウィーン世紀末美術に幅を広げた内容。 どちらが面白いかというと、六本木のほうが面白い。ハプスブルク家と絡めたウィーン世紀末の時代背景の展示が丁寧で、クリムトが登場する前の流行りと、クリムトの画風の変遷がよくわかる。工芸品も多数ある。先に六本木を見てから上野の展示を見たほうが流れがわかっていいかも。 開催直後に行ったためかどちらも思ったほど混んでなかった。上野には東寺から唐沢寿明似のイケメン帝釈天が来てるし、大きくなった熊猫もいるし、六本木は2階でスルタンの秘宝が観れるから、黄金や宝石に惹かれた人はエスカレーターを昇っていったんだろう。うまい具合に分散してるのかもしれない。
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クリムトの歴史がよくわかる。 ちょうど今東京で美術展が行われているので気になった。 黄金=クリムトと言われているようだがどちらかというと闇のような印象を受ける。 現物をみて受ける印象はどうなのだろうか・・・。
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