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「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 講談社+α文庫
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「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 講談社+α文庫

牧村康正(著者), 山田哲久(著者)

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「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 講談社+α文庫

定価 ¥1,012

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/12/01
JAN 9784062817370

「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

¥880

商品レビュー

3.9

11件のお客様レビュー

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2024/07/05

規格外?破茶目茶?

2024年7月読了。
かねてから気に成っていたのだが、長らく積ん読状態だった本。ふと思い立ち読み始めたら、まぁ止まらない!『ヤマト』の話と成るとシャキッとしてしまうほど大好きな自分が、こんなに長い間放置していたことを後悔した。
西崎氏の『破滅的な』生き方は色んなメディ...

2024年7月読了。
かねてから気に成っていたのだが、長らく積ん読状態だった本。ふと思い立ち読み始めたら、まぁ止まらない!『ヤマト』の話と成るとシャキッとしてしまうほど大好きな自分が、こんなに長い間放置していたことを後悔した。
西崎氏の『破滅的な』生き方は色んなメディアで見聞していたし、子供心にも「この出たがりなプロデューサー、胡散臭いなぁ」と四十数年前から感じていたので、ある程度予想はしていたがここまで破茶目茶な人生だったとは。しかし著者が何度も書いているように、あれだけのスケール感、そしてしっかりとした物語の世界観を持ったアニメ作品は、やはり『ヤマト』から始まったと心から思う。
最近作られた『2199』シリーズを観ていると、思想が『お花畑』と云うか『平和』なら何でも良い(=誰からもクレームが来ない)と言うような『覚悟の無さ』を感じて寂しくなってしまったが、これも「アニメ村はどんどん縮こまっていっている」のかと溜め息が出た。
「時代が違う」と言うのは簡単な言い訳だが、昔の『さらば』に流れている『日本人なら絶対に響く精神的な核』の様なものを描く器量がドンドン小さくなり、「波動砲を封印する」なんていう馬鹿な物語に成ってしまうのだ。文中にも有ったが、勝新や三船、角川春樹…といった様な『規格外な創造者』が、もう日本には現れないのかと思うと、一層寒々しい気分にさせられた。

左衛門佐

2024/05/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

100円のプラモデルを作っていたので全くの無関心であったわけではない。アニメも見ていた。 ヤマトから興味を失った理由は、のちに「ヤマト第三艦橋現象」と呼ばれることになるシーンに呆れたからだ。おさなごころにも、いい加減なお話なんだなと感じて見るのをやめた。なので、本書の存在を知ってからも手に取ることはなかった。しかし。 近頃、創作界隈のテキストに触れることが多く、不意にヤマトに出くわす。どうにも避けて通れないようなので、一通りの知識を仕入れるために本書を手に取った。 「かもしれない」ことや知り得るわけもない故人の心情を断定的に述べてしまうあたりジャーナリスティックな小説である。批判的な文章で中立な立場を主張しているようだが、著者らは明らかに西崎サイドに立っている。なので、まるのみにするわけにはいかない。とはいえ。 長らくどうでもいいに分類していたヤマトに対する松本零士の訴訟について補完できた。 ヤマトをファーストインパクトとする庵野秀明が、すべてにさよならしたエヴァをまたやるとか言ってることにも首肯せざるを得ない。魂に沖田艦長復活が刻まれてるのだから。

Posted by ブクログ

2023/01/19

宇宙戦艦ヤマトの生みの親、同号プロデューサー西崎氏を追ったノンフィクション。「悪党」「人非人」「金と欲望の権化」「天才」「改革者」など、評価は大きく分かれる。「一将功成りて万骨枯る」を地で行き、しゃぶり尽くされて捨てられた人も少なくないという。覚醒剤と銃刀法違反で収監され、自己破...

宇宙戦艦ヤマトの生みの親、同号プロデューサー西崎氏を追ったノンフィクション。「悪党」「人非人」「金と欲望の権化」「天才」「改革者」など、評価は大きく分かれる。「一将功成りて万骨枯る」を地で行き、しゃぶり尽くされて捨てられた人も少なくないという。覚醒剤と銃刀法違反で収監され、自己破産したのちも、やはりヤマトで一発当てて、即クルーザーを購入するよう男。本のタイトルにあるように「狂気」を持ってたんだろうなあ。こういう人とは付き合いたくないが、一方で、こういう人でないとあのヤマト(リアル感や音楽。今でもテーマ曲には心踊らされる)はできなかったのだろう。世の中を変えるような起業家も、ある意味狂気の持ち主である。この本を書いてくれた牧村氏にも感謝。

Posted by ブクログ

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