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しくじり妻の誘惑 竹書房ラブロマン文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2017/12/11 |
JAN | 9784801913172 |
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しくじり妻の誘惑
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しくじり妻の誘惑
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訳あり人妻のM性を炙り出しつつ癒しも与えるS性の主人公
叔母が営むシェアハウスで暮らす3人の元人妻はそれぞれ問題を抱えている。故に離婚へと至ったのだが、ここに臨時の大家としてやって来る青年主人公が人妻達に癒しを与えつつ肉欲をも満たしてあげる作品と言える。 基本的に気は優しい主人公だが、責める段になるとSっぽさが表出し、嬲り癖と言...
叔母が営むシェアハウスで暮らす3人の元人妻はそれぞれ問題を抱えている。故に離婚へと至ったのだが、ここに臨時の大家としてやって来る青年主人公が人妻達に癒しを与えつつ肉欲をも満たしてあげる作品と言える。 基本的に気は優しい主人公だが、責める段になるとSっぽさが表出し、嬲り癖と言えばいいのだろうか、言葉責めを交えてヒロインをガンガン責め立てる官能的本性が表れる。設定によって官能を描くのではなく、この作者が得意とする官能を活かすための設定なのであろう。これにより初手から興奮度の高い官能が描かれている。ただ、冷静になれば「やっちまった」とばかりに責め過ぎを反省する主人公のムスコがご立派であることのギャップを強調するためか、その容姿を中世的かつ幼さが残るほどにしているのは蛇足のように感じた。 実際のところ問題があるのは夫の方という人妻もいて、タイトルほどしくじっている訳でもないのだが、その1人をメイン格として次第に恋仲となっていくのは美野作品お馴染みのストーリー展開。強烈なマザコン夫に嫌気が差した人妻だけに夜の営みが覚束なかったところを主人公に責め立てられ、めくるめく未知の世界を知らしめられている。 少年的佇まいの主人公に年上の余裕を見せて誘惑するも返り討ちに遭ってさんざんに啼かされる官能にあって、訳あって途中退場していた叔母は中盤から再登場。甥っ子たる主人公の「本性」を知るからこそくれぐれも、と注意したのに戻ってみれば住人達と懇ろになっていたことで嫉妬心も露に挑みかかっている(そして、やはり返り討ちに遭っている)。 最終的にはメロメロになる計4人のヒロイン達。そのままメインとのラヴストーリが成就するか?という結末では、サブヒロイン達の抵抗によってシェアハウスの新たな未来が幕開けを告げるような形になっている。いわゆるハーレムエンドにはしないことが多い作者ではあるが、前々作『ふしだらマッサージ』にも見られたように従前とは異なる幕引きにもトライしているように見受けられる。
DSK