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異説で読み解く明治維新 「あの謎」がすっきり解ける10の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | イースト・プレス |
発売年月日 | 2017/10/01 |
JAN | 9784781615998 |
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異説で読み解く明治維新
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
江戸に逃げ戻った慶喜は勝海舟に新政府との交渉を一任。海舟は西郷隆盛と会談し、江戸城開城により江戸を戦火から守った、と教科書には書かれているが、ここに至るまではかなりの紆余曲折があり、江戸城無血開城の後も様々なすったもんだが展開されている。海舟の知られざる交渉術、西郷の変節などなど...
江戸に逃げ戻った慶喜は勝海舟に新政府との交渉を一任。海舟は西郷隆盛と会談し、江戸城開城により江戸を戦火から守った、と教科書には書かれているが、ここに至るまではかなりの紆余曲折があり、江戸城無血開城の後も様々なすったもんだが展開されている。海舟の知られざる交渉術、西郷の変節などなど、明治維新に抱いていたイメージは一新。同時に、もやもやしていた謎が、かなりの部分で雲散霧消。明治維新の地平がぐんと拡がった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
帯の『本当は幕府を倒す必要はなかった!?』に魅かれて購入。 私もそう思っていたの。 慶喜は元々尊皇派筆頭の水戸家出身なのだから、「大政を奉還せよ」と天皇に言われたら、お返しするでしょう。実際したでしょう? おとなしくしていた幕府軍を煽って煽って煽って戦いに持ちこんだのは西郷隆盛率いる薩摩軍。 会津憎しの長州をなだめていた仙台藩や米沢藩に、「東北は皆敵」何ぞというから、奥羽越列藩同盟を結ばせることになってしまい、戦うきっかけを作ったのは長州藩。 戊辰戦争って、私怨だよね。 明治維新なんかなくたって、開国してからの幕府は幕臣をヨーロッパに留学させていたし、海外の進んだ技術をどんどん取り入れていたし、官僚制度はしっかりしていたし、末期の幕府は才能ある人物を積極的に登用していたし、付け焼刃の明治政府よりよっぽどしっかりしていたと思う。 本当に明治4年くらいまでの明治政府の迷走っぷりは、公文書を読むだけでよくわかる。 それでも、新政府を支持したいのに、奥羽越の強藩に囲まれてやむを得ず幕府側で戦った小藩があったり、新政府軍を支持する農民一揆が多発していたりなど、知らない出来事もいくつかあって、まだまだ知らないことはたくさんあるなあと思いました。
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