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内田樹による内田樹 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2017/12/05 |
JAN | 9784167909888 |
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内田樹による内田樹
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
内田樹自身による自分の著作物紹介。 リストアップされた自著の解説、というよりそれを契機に思いついた話を展開するというウチダ先生のいつもの流れ。ともあれ1冊で何冊分ものウチダ節を聴けるお得なものとなっている。 1.ためらいの倫理学 著者のデビュー作。フェミニストなどの「正しさ」に欠けている「倫理」の考察。 2.先生はえらい 中高生向けに初めて書かれた師弟論、教育論。教師に勇気を与える内容。内容が大学入試に多く採用されることで有名。 3.レヴィナス序説 コリン・デイヴィスによるレヴィナスの解説書を和訳したもの。 フランソワ・ポワリエ「暴力と聖性」は読みやすい。 サロモン・マルカ「レヴィナスを読む」 以上3翻訳はいずれも絶版。 4.困難な自由 レヴィナスによるユダヤ教についての試論。 内田氏が最初に触れて虜になったレヴィナスの書。 5.レヴィナスと愛の現象学 内田氏によるレヴィナス解説書の第一弾で代表作。 6.街場のアメリカ論、街場の中国論、日本辺境論 最初の2冊は神戸女学院での講義録から作成 最後の1冊は新書大賞2010受賞作品。 →いずれも日本のプロの社会学者には出来ない視点からの考察 7.昭和のエートス、おじさん的思考 昭和的なものへのオマージュと、リベラルで真面目で勤勉な日本の正しいおじさんによる常識的な世相批判→ウチダファンが増大する契機となる 大きな義理と小さな義理の対立→小さな義理を大切にする 8.下流志向 市場原理主義の教育への持ち込みにより、学びや労働の意義が損なわれている現状批判。
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著者がこれまでに刊行した著書や翻訳書をとりあげ、それについて著者自身があらためて振り返りながら解説をおこなっている本です。 もともとは著者の大学での講義にもとづく内容で、毎回著者の本のいずれかをとりあげ、それについての発表と、著者のコメントがまとめられています。ただし著者は「文...
著者がこれまでに刊行した著書や翻訳書をとりあげ、それについて著者自身があらためて振り返りながら解説をおこなっている本です。 もともとは著者の大学での講義にもとづく内容で、毎回著者の本のいずれかをとりあげ、それについての発表と、著者のコメントがまとめられています。ただし著者は「文庫版のためのあとがき」で、「僕は授業で話しているうちに、「全くそんな話をする気のなかった話」に果てしなく逸脱するという悪癖がありまして」と語っているように、たんなる著書の内容の要約ではなく、あらためてそれぞれのテーマにかんする著者の考えが述べられており、本書にとりあげられている著書をすでに読んでいるという読者にとってもたのしめる内容なのではないかと思います。 とりわけ著者自身が「若書き」と評している『ためらいの倫理学』については、「フェミニスト」と「ポストモダニスト」を「仮想敵」としており、また大学の紀要に発表された論文であったことから語り口にも相応の配慮がなされていたということから議論がはじまって、だれもが反対できない「正しさ」への疑義と著者自身の考える「言論の自由」の意味についての考察が展開されており、興味深く読みました。
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新聞の文章は記憶に残らない。 教育崩壊の原因とは? なんで勉強しないといけないの?という子供からの疑問に、答えてしまったから。
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