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短歌は最強アイテム 高校生活の悩みに効きます 岩波ジュニア新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2017/11/22 |
JAN | 9784005008636 |
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短歌は最強アイテム
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
千葉聡さんの歌文集ですね。 正確にはエッセイなのですが、随所に短歌が紹介されていて、千葉さんの短歌コーナーもあります。 高校の国語の先生として、クラスの担任として、部活動の顧問として、かなり充実した教師生活を短歌を基軸に生徒さんとの交流を綴られています。 カーディガンの...
千葉聡さんの歌文集ですね。 正確にはエッセイなのですが、随所に短歌が紹介されていて、千葉さんの短歌コーナーもあります。 高校の国語の先生として、クラスの担任として、部活動の顧問として、かなり充実した教師生活を短歌を基軸に生徒さんとの交流を綴られています。 カーディガンのまるい背中に射していた 薄日も消えて授業は終わる 先生は先生だけど本棚にもたれて 一瞬夢みたりする 「冷たいってきれい」化学のレポートを 折って見上げる冬の青空 あしびきの長々し夜を研究書読み、 山と積み 崩れて夜明け 西階段踊り場に射すため長く 長く引き伸ばされて、光は 明日の小テストを印刷する 窓の外には窓のぶんだけ夜空 今日ここにいない誰かの輪郭を 懐かしんでるグランドの風 教師とは幻 みんなが去ったあと 教室に一人影を落として グランドの向こうのビルのもっと向こう 君の見ていた空から風が 帰る人、ここに来た人、行くあてのない人、 みんなを抱け音楽よ しゃがみこみミミズが描いた海底の 城の尖塔高く高くあれ 文化祭準備期間に突入し 絵具の手で食うパンとおにぎり 短歌とは今だけの今のこの子らの 吐息のあたたかさをうたうこと 二十四の倍の瞳に見つめられ 太宰の魅力を熱く緩く語る 交差点の見える席で食うイチゴパフェ 本はかばんの闇にしまって 2017年の発行の本です。大学の講師も兼任されての教師生活は忙しさと生徒さんとの絆も深まって、様々なエピソードに溢れています。 一方的な視点では無く、生徒さんからのアクションも加味されていますので、学園ドラマを見る思いがしました。
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悪いけど、私こういう先生はちょっと苦手です。 立派だと思うし、子どもの担任なら良かったね、と喜ぶとは思うが。 学校の先生は普通の倫理観があって、(特に中学以上は)授業がちゃんとしていればそれでよいと言うか、それ以上関わりたくないと思っていた。先生は友達でもライバルでもなく、勉強...
悪いけど、私こういう先生はちょっと苦手です。 立派だと思うし、子どもの担任なら良かったね、と喜ぶとは思うが。 学校の先生は普通の倫理観があって、(特に中学以上は)授業がちゃんとしていればそれでよいと言うか、それ以上関わりたくないと思っていた。先生は友達でもライバルでもなく、勉強を確実に教えてくれて、その科目の面白さを伝えてくれて、それでもにじみ出す人柄があたたかければもう十分。 誕生日とかどうでもよい。 まあ現役の先生だから勤務校、生徒、その親、同僚、上司を悪くは書けないのは仕方ないと思う。生徒はみんな真面目で勉強、部活、友情、恋に正面から精一杯取り組んでいる。この本のメインの対象は高校生だけど、その中にはそうでない子どももいるだろう。私がそうであったように、ひねくれてて友達も少なく、部活もせず(部活の上下関係が苦手)、親ともぶつかってばかりの生徒もいると思う。そういう生徒が救いを求めて文学に親しむことも多いと思うが、これを読んだら、ひねくれものにも門戸を開く文学界も、やっぱりこんなものかとがっかりしてしまいそう。 それだけでなく、この著者の書いていることに納得できない。 「子どもが小さいとき、親は文字どおり「保護者」だ。だが子どもが大きくなる中で、親は「保護者」から「頼りになる友だち」へと役割を変える。(中略)そしていつしか親は「頼りになる友だち」から「親友」へとランクアップする。」(P150) この文章が一番ぎょっとした。私は親と友だちになったことはないし、子どもと友だちになったこともない。親と友だちは別だと思っている。もちろん親と「親友」になる子どももいるだろうけど、それが一般的なのか?大人になって聞いてみたら、十代の頃、親とは仲良くできなかったって言う人は結構いるし、大人になっても親とうまくやれない人もいるる。気は合わなくても、付き合わざるを得ないのが親で、そこが友だちと違って難しいんだと思うけど。そしてそういう鬱屈というか、憂いが物語や詩になることもあると思うけどね。 この人の作風は爽やか(熱血)青春短歌ってことで、短歌は(個人的には好みでないとしても)、これで良いと思うけど、エッセイ部分は、疎外感を感じていた若い頃を思い出して具合が悪くなってしまった。 青春メインストリームにのれないどころか触れもしなかったからこそ、文学に救いを見いだしていたのだけど。 こんな青春が送れるなら特に文学は必要ない気もするが。(純文学は)
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31文字に情景と感情の余韻を記す。非常に頭を使う言葉探し。言葉と想いが合致した時の心地よさは格別なはずだ。読む側も心の動きがイメージとしてとらえられたら、心地よい余韻に浸ることができる。日々の生活や学校生活に流れる様々なことを表現しながら、短歌の世界に導いてくれました。
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