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テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/11/01 |
JAN | 9784093897747 |
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テヘランからきた男
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経営の原点は自責、当事者意識 自分の手でコントロールできないことが多すぎるからこそ、自分にベクトルを向けるパラドックス ■概要 東芝の栄枯盛衰を1人のサラリーマン経営者である西田厚聰氏にフォーカスし、ドラマチックに見ていく。ウェスティングハウスのM&Aは博打だったのか...
経営の原点は自責、当事者意識 自分の手でコントロールできないことが多すぎるからこそ、自分にベクトルを向けるパラドックス ■概要 東芝の栄枯盛衰を1人のサラリーマン経営者である西田厚聰氏にフォーカスし、ドラマチックに見ていく。ウェスティングハウスのM&Aは博打だったのか?3.11と原発事故が無かったとしたら?"不正会計"なのか"不適切会計なのか"?大企業の権力争い、社長指名の実態と経営者の資質... 迫真のノンフィクション ■感想 ・経営者は自責というタイトルに関して 不確実性が極めて高く、従業員の生活を背負う覚悟、株主や顧客(競合も交えた市場)といったステークホルダーに向き合い、何より「意思決定」の最高責任者である経営者に必要なものは自責である。 環境のせい、部下のせい、過去からの...こういう言葉が出てくる者は経営者に値しない。西田氏はサラリーマンとしては極めて優秀だったのだろうが、サラリーマン経営者、操業経営者とも呼べないのではないか。様々なフォロー、観点もあって然るべきだが、このインタビューの発言が本当であれば、いくら切り取りが仮にあったとしても酷い考え方である。その反面教師になる個人ドラマだった →圧倒的当事者意識を持つリクルートがなぜ経営者(何なら起業家)を輩出できるのか?その対偶を見ているようである ・1人のサラリーマンとして捉えると これは大変優秀な方であるし、婚約者の事情とは自らイランに行って、現地採用→本社採用→社長にまで出世する、というのは圧巻であった。特にイランの国政や環境に翻弄されながらも、東芝の中東進出の足掛かりを作ったことや、後に出てくるラップトップPCの普及と欧州市場攻略に胸躍るものや学ぶものはある ・そもそも経営者任期が短すぎる 4年の社長任期じゃ何もできないし、結果責任を取れないだろう。半導体にしろ、原子力発電にしろ長期で投資判断の是非が問われるのに対して、後任に対する足枷になりかねない意思決定を簡単にしかねないインセンティブ設計に見える。 そこを後任が思い通りに進めないことに対して、他責になるのも納得であり、西田氏の資質というよりは東芝という会社としての経営者選定プロセスが機能不全を起こしており、日本企業の多くが同様の悩みを持つのであれば、その問題点を濃縮した様な企業であった
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未だに続く東芝の迷走の原点を西田という異色の経歴を持つ元社長にスポットを当てて描いた作品。丹念な取材と読み易い文章で纏められている。 この人の本を初めて読んだが凄く面白く読めた。他の作品も読みたい。
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取材力が素晴らしい。 聡明な西田氏と、手術後の西田氏の対比が、作者の同氏への愛情と落胆を感じた。 なぜ聡明な東芝の社員が、社長になるとみなおかしくなるのか?結論はでないが、国、政治、国際情勢に翻弄され、サラリーマンとの乖離に変わらずを得ないことが理由だろうか。 国策会社、政商会社...
取材力が素晴らしい。 聡明な西田氏と、手術後の西田氏の対比が、作者の同氏への愛情と落胆を感じた。 なぜ聡明な東芝の社員が、社長になるとみなおかしくなるのか?結論はでないが、国、政治、国際情勢に翻弄され、サラリーマンとの乖離に変わらずを得ないことが理由だろうか。 国策会社、政商会社の呪いを感じた。 本来は、欧州だと貴族、日本だと旧華族が社長をやった方が良い会社なんだろうな。
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