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否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い ハーパーBOOKS
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否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い ハーパーBOOKS

デボラ・E.リップシュタット(著者), 山本やよい(訳者)

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否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い ハーパーBOOKS

定価 ¥1,313

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2017/11/17
JAN 9784596550750

否定と肯定

¥550

商品レビュー

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2022/07/15

法廷闘争の形をとった叙事録。小説という方もおっレるが個人的に異なると思う。いくばくか端折っていると思うものの、4年間にわたるリップシュタット教授の視点から見た景色。 「私自身の意見が誤った形で伝えられるのを黙って聞いていなくてはならないのがいかに神経を減らすことにか」と述べる通...

法廷闘争の形をとった叙事録。小説という方もおっレるが個人的に異なると思う。いくばくか端折っていると思うものの、4年間にわたるリップシュタット教授の視点から見た景色。 「私自身の意見が誤った形で伝えられるのを黙って聞いていなくてはならないのがいかに神経を減らすことにか」と述べる通りの時間が続く。 ⇒真実と偽りをはっきりさせることが闘いの争点。 もとはと言えば~ホロコーストにヒトラーが関与している事の否定を英 歴史家アーヴィングが裁判で訴えたことに始まる。 相手方は歴史学者リップシュタット、罪状は名誉棄損。 あとがき、付記を覗いても540頁余に及ぶ対策の殆どは日々行われる法廷の回顧。 真偽を巡る事と弁論のやり取り・・・アーヴィング側の英国での裁判故、訴えられたリップシュタット側で抗弁の証人を用意する。次々と台に上がる証人と反論するアーヴィングの反論にあきれるやら、いらいらするやら、読むだけなのに疲れた・・根が何度も切れたし。 途中で中休みを入れ、反則の「映画」鑑賞 女優と名優が演じる世界だけに感慨はもらえたが、現実は作品のように地道なコツコツとした作業が連日続いて行ったのだろう。 リップシュタット本人が語っていたのは「アーヴィングの歴史家としての資質、資格・・歴史そのものを問うものではない」という所 理解に苦しんだが。 原題はDENIAL~否定 それを邦訳で「否定と肯定」とした意はホロコーストを「肯定」することを前提としての裁判が進められたから。一番はじめに述べたリップシュタットの人間としての辛さはここだろう。 挿入された「エレベーターで死体を何体運べるかという議論・・叩いていた電卓を放り投げたくなった」という会話が面白い・・・単なる真偽の黒白問題の追及ではなく、『史上現実に在った人間の尊厳を脅かした、踏みにじったことへの怒り』が追及すべきという事に気づく場面。 ネオナチをはじめ極右右翼の言動が煙を出し始めた頃から信じられない彼らの存在と動き、アーヴィングの敗訴後20年経って、この裁判の後方で応援した人々も多く亡くなったろう。又、蠢き始まった歴史修正主義者は許されない。

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2021/06/11

カテゴリ:図書館企画展示 2021年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾!  本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。  小柳智一教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。  展示中の...

カテゴリ:図書館企画展示 2021年度第1回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第1弾!  本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。  小柳智一教授(日本語日本文学科)からのおすすめ図書を展示しています。  展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。

Posted by ブクログ

2020/10/01

ホロコーストがなかったという歴史家(?)とそれに意見したため被告となった著者の裁判記録。虚偽を虚偽でないと教えるのも言葉で、誤りを正すのもまた言葉。言葉の計り知れない重さを思う。

Posted by ブクログ