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薔薇の下には プラチナ文庫

バーバラ片桐(著者), 兼守美行

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 プランタン出版
発売年月日 2017/11/14
JAN 9784829626382

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商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2020/06/20

エイリアンを信じる久幸と、それを解明しようとする名富。分かり合えない2人だけど、お互いのことが気になって仕方がないがよく分かる。久幸は不安なときに名富に助けを求めたいし、名富は久幸の不安を取り除きたい。「エイリアン」という非現実的ともいえる存在が話の中心だからか、この家の中のやり...

エイリアンを信じる久幸と、それを解明しようとする名富。分かり合えない2人だけど、お互いのことが気になって仕方がないがよく分かる。久幸は不安なときに名富に助けを求めたいし、名富は久幸の不安を取り除きたい。「エイリアン」という非現実的ともいえる存在が話の中心だからか、この家の中のやり取りにも、不思議な雰囲気が漂っていた。今後の2人はどうなっていくのか。想像するのも楽しい。

Posted by ブクログ

2018/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

▼あらすじ 両親の失踪と、身体にできる傷はエイリアンによるものだと主張する久幸。 大学教授の名富は、謎を解くべく彼の住む豪邸へ泊まるが…。 *** 推理モノが好きなので割と好きな雰囲気のお話ではあったのですが、読んでいてちょいちょい引っ掛かる点が多かったのが気になりました。 因みに読後感の方もいまいちスッキリせず、不完全燃焼気味。 ちゃんとハッピーエンドなんですけどね…(^^;) 受けが実体験を元にエイリアンの存在を主張するだけあってミステリー色強めのストーリーで、中盤くらいまでは物語がどういった結末を迎えるのか予想出来ず、受けが封印されていた記憶を思い出す辺りまでは割と楽しく読めたのですが、それ以降の展開がやけにあっさりしていて肩透かしを食らいました。 犯人が叔父という展開が予想通りなのはまだ良いとしても、犯行現場を押さえるシーンはもう少しドラマチックに書いてほしかったなあ…と。 犯人一言も喋らないままあっさり退場って…(^^;) 物語のクライマックスなのに、盛り上がりに欠けるなあと思いました。(因みに、両親の行方についても勘の良い人ならタイトルでおおよそ察しが付くと思います) しかも叔父については一度は殺しかけた受けを騒がれたとはいえ何で生かしたのか結局謎のままだし、そもそも身内って真っ先に疑われる立場だよね? 会社の運営が上手くいってなかったとか、借金で首が回らない状態だったとか、普通なら真っ先に調べられるところだと思うんですよね…。 正直、そんな分かりやすい情報を警察が見逃すとは到底思えなかったですし、第一、両親の行方不明をずっと調べてくれていた刑事とやらまでいるのに「そんなんある?」と思ってしまいました。(~_~;) あと、気になったのが攻めの言葉遣い(笑) 口調が安定しないと言いますか、品があるんだか粗野なんだか分からなくてイメージが掴みづらかったですし、そもそも挿絵の印象と文章から読み取るイメージがどうしても合わなくて、個人的に読んでいて物凄く引っ掛かる点でした。 また、恋愛面については受けがグイグイ迫るタイプだからか本気で惚れたというより単に流されたようにしか見えず、最期まで誠実さがそれほど感じられないのが残念に思いました。(惚れてたとしても相手の顔とか体なのでは?と思ってしまったり…) 受けの希望とはいえ、庭に遺体が埋められていた屋敷に一緒に住むという選択も個人的に理解出来ませんでしたし、何だかなぁ…って感じのスッキリしない読後感でした。 辛口意見で申し訳ないのですが、決して面白くなかった訳じゃなく、楽しめる部分も十分ありましたし、受けも結構好きなタイプだったのでその辺は良かったのですが、それ以上に引っ掛かる点が多過ぎて残念に思いました。 因みに、表紙はとても素敵だと思います。

Posted by ブクログ

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