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老いたる詐欺師 ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2017/11/08 |
JAN | 9784150019259 |
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老いたる詐欺師
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商品レビュー
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イギリスの作家「ニコラス・サール」の長篇ミステリ作品『老いたる詐欺師(原題:The Good Liar)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。 -----story------------- その老紳士、悪党にして非道。異色の犯罪小説! 嘘と偽...
イギリスの作家「ニコラス・サール」の長篇ミステリ作品『老いたる詐欺師(原題:The Good Liar)』を読みました。 ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。 -----story------------- その老紳士、悪党にして非道。異色の犯罪小説! 嘘と偽りに満ちた、ある老人の一生――犯罪小説の傑作! ネットを通じて知り合った老紳士の「ロイ」と未亡人の「ベティ」。 親睦を深め、共同生活を始めた二人であったが、「ロイ」の目的は「ベティ」の財産にあった。 彼の正体は、数々の人を陥れてきたベテランの詐欺師だったのである。 戦中まで遡って明かされる、詐欺師の生涯とは? ----------------------- 2016年(平成28年)に発表された「ニコラス・サール」のデビュー長篇、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 ■第一章 偽名 ■第二章 ヤドリギとワイン ■第三章 一九九八年八月 ロンドン・プライド ■第四章 学問的良心 ■第五章 ベルリン・アレクサンダー広場 ■第六章 一九七三年九月 同棲生活 ■第七章 幸せな家庭 ■第八章 一九六三年三月 洪水 ■第九章 男と女 ■第十章 一九五七年八月 最高の結末 ■第十一章 カネの問題 ■第十二章 一九四六年五月 世界の中心 ■第十三章 続行 ■第十四章 一九三八年十二月 はるか遠い国 ■第十五章 契約完了 ■第十六章 リリ・シュレーダー ■第十七章 計画変更 ■第十八章 悪化 ■第十九章 ありきたりな別れ インターネットを通じて知り合った老紳士の「ロイ」と未亡人の「ベティ」… お互い高齢の彼らは親睦を深め、共同生活を送ることになる、、、 だがそれは「ロイ」による策略だった… 彼はこれまで数々の人間を騙し、陥れてきたベテランの詐欺師だったのである。 「ロイ」は悠々とした老後を過ごすべく、「ベティ」の資産を奪い取ろうと着々と計画を進めていくが… 冷酷な犯罪と並行して明らかになっていく「ロイ」自身の秘められた過去、、、 嘘と偽りに満ちたその生涯の奥底にあるものとは――? 「ベティ」は夫をなくした資産家、かたや「ロイ」は老いた身でありながら結婚詐欺のベテラン… この勝負、プロの完勝で終わるのかと思いきや、、、 派手さはないのですが、騙し騙され… という展開が愉しめる作品でしたね。 現在の物語と交互に綴られる二人の過去の物語… 老紳士「ロイ」と未亡人「ベティ」の物語は、1938年・ナチス時代のドイツにおける14歳の少年「ハンス」と10歳の少女「リリ」とお互いの一家の物語まで遡り、そして、現在の物語に繋がっていく。 「ロイ」が封印したはずのベルリンでの罪が浮かび上がる構図はスリリングでしたね… でも、途中から展開が読めちゃったので、やや物足りなかったなぁ、、、 意外だったのは「ベティ」の優しさかな… 自分なら、もっと酷い仕打ちをしたと思いますね。
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自分を騙し他人を騙し続け罪の意識が無くなったことがとても悲しく映り、人間「慣れ」というものが、如何に人間を狂わせる行動をさせるのかと恐怖を感じた。
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期待していた騙し騙され丁々発止のコン・ゲームではなかった。なんかセコイんだよなぁ。俺には合わなかった。
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