璃子のパワーストーン事件目録 ラピスラズリは謎色に 宝島社文庫

篠原昌裕(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2017/11/06
• JAN: 9784800278104

商品レビュー

2024/05/28

パワーストーンの雑貨店でバイトをする主人公のもとへ
ようやく兄が帰ってきた。

連続短編で、最初の話の謎が、全て読み終わると
ようやくわかるようになっています。
登場した時点で、何となく不審な感じはしてましたが。
兄といい、高飛車口調の友人といい
主人公の周囲には、変な人が多いな、と。
雑貨屋店主には、ストーカーのような営業が
引っ付いてますし。

主人公の恋は、非常に物悲しいものでした。

2023/04/13

大学内でのトラブルや、周りの人間関係で起こる事件にパワーストーンが絡んでいる。
その設定がおもしろそうだなと思いましたが、期待外れだったかな。
時系列がよくわからなくて混乱したのと、いろんな出来事とか設定を詰め込みすぎてる感がありました。
感情移入できない登場人物たちばかりで、ちょっと疲れます。

2020/10/03

パワーストーン屋でアルバイトする主人公と、大学で鉱物研究をする教員の兄が石にまつわる事件や、石の由来を元に人間関係のトラブルの解決をしたりしていく。

全体的に、話の進み方に対して時系列の流れや主人公の行動や感情が所々分かりにくい。叙述トリックになってたりするならまだしもそうではないところで、謎の視点チェンジ(そして誰の視点なのか語られず)が起きたり、わざとらしくキャラクターが「なにかを分かりやすく臭わせる」系の言葉が多かったり、が目についた。

クオーツ先生、こと兄のキャラクターが終盤まで今ひとつ掴みきれないままだった(所々シスコン通り過ぎて言動が若干気持ち悪い)し人間関係についてなど伏線が明確に回収されてない箇所も有り。
後半は、「大人の女性キャラ」として描かれるキャラクター達が皆揃って魅力に欠ける。

なんとなく「クオーツ先生が鉱物にまつわるちょっとイイことを言って締める」構図の割に読後にうーん…となるエピソードが多かった。

星2.6くらい。