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BL進化論 対話篇 ボーイズラブが生まれる場所
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BL進化論 対話篇 ボーイズラブが生まれる場所

溝口彰子(著者)

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BL進化論 対話篇 ボーイズラブが生まれる場所

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宙出版
発売年月日 2017/11/01
JAN 9784776796923

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商品レビュー

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2024/04/09

またもや溝口彰子さんの本を読む。対話編というだけあって、小説や漫画など数々のBL作品を世に送り出してきた人たちとの話。よしながふみさんや榎田ユウリさんなんかもいて非常に豪華 BLを愛する人たちの話だったのでおもしろく読めた 溝口さんはBLを主に研究している人だけどここまで色々と著...

またもや溝口彰子さんの本を読む。対話編というだけあって、小説や漫画など数々のBL作品を世に送り出してきた人たちとの話。よしながふみさんや榎田ユウリさんなんかもいて非常に豪華 BLを愛する人たちの話だったのでおもしろく読めた 溝口さんはBLを主に研究している人だけどここまで色々と著作を読んでききた。有斐閣から出てる「BLの教科書」も。そのうえで2024年の今になって聞きたいのは①BLを好きなことを「腐」とすることについて、同性愛嫌悪的表現だと思うが、長年の愛好者かつ研究者としてどう考えているのかBLの攻め・受けとはそもそもがセックスポジションから始まっているがすべての人間が恋人と性行為をしたいわけでもないため性行為が前提にならないカップルもいるのではないか、それらのことについての意見③オメガバースは男女差別の強化版のように思える(産む性であるオメガが社会的に下の地位にある設定が多く体調不良が周期的に発生し社会生活が営めない)がそれらがジェンダー観点で女性に主体的な楽しみを与えてきたBLでなお取り入れられることについてどう思うか このあたりを聞きたいなと思う。

Posted by ブクログ

2019/05/16

インタビュー本繋がりでこっちも書いてしまう。読み終わってからかなり時間が経っているので、思い出しながらですが。 芸術・カルチャー的なものの考察というのは、一意見として見るのは好きだけれど、そこまで追わないタイプなんですが、そもそも第一弾の表紙が明日美子先生で「ずるい気になる…」...

インタビュー本繋がりでこっちも書いてしまう。読み終わってからかなり時間が経っているので、思い出しながらですが。 芸術・カルチャー的なものの考察というのは、一意見として見るのは好きだけれど、そこまで追わないタイプなんですが、そもそも第一弾の表紙が明日美子先生で「ずるい気になる…」と思っていたら第二弾がまた明日美子先生で、しかも今度は[対話篇]だしラインナップがっ…!で、購入。 というか表紙カバーと本体で時間が流れてるとかもうこれだけで一種BLにおける重要なものが語られていると思う。 この前に感想を書いたインタビュー本は、漫画家に対して「映画」という、本人の少し外側のテーマなので、漫画家の外側をえぐっていく形だったけれど、こちらは本人のど真ん中なので、よりインタビュアーの「私はこう思ったけどどうですか」ということに対し、返ってくるのはもっと奥底からえぐられてくるので、いろんなことがわかって面白い。 合間のコラムは著者の考察炸裂なので、所々思うところもあれど、多かれ少なかれ考察・評論はそういうものなので、それはそれで楽しく読む。 ちなみにこの本を購入する勢いで、著者の溝口先生と明日美子先生、岩本先生のトークショーに行ってしまったんですが、これまた先生方の関係性から漫画の構図とか小説のプロットとかの話までいろいろと興味深く貴重な時間でした。いないのにやたら名前が出る榎田先生とか(笑)。 …感想なので、毎度あまりに内容に触れなくてあれですが、とりあえず登場作家で好きな作家さんが一人でもいれば、一人あたりのボリュームも結構あるので、あの作品やこの作品もぐぐっと掘り下げられて、より一層ぶ厚い層にたどり着けます。 いろいろと赤裸々な感じですが、BLユーザーにとっては通常運転かと思うので、自分の中でエッセイ最強作家しをん先生とのボーナストラックは、それはもうぶっちゃけはっちゃけで面白いです。

Posted by ブクログ

2018/03/06

読みごたえがありました。 BLの黎明期から現代に至るまで、各時代としての表現が面白かった。 初期の包容力というか、可能性の広さに納得し、現代の人気だからこその冒険がしづらくなっていることなど。 また、著者がレズビアンだからか、ボフォビア、ミソジニーについての考察もなかなか。 「...

読みごたえがありました。 BLの黎明期から現代に至るまで、各時代としての表現が面白かった。 初期の包容力というか、可能性の広さに納得し、現代の人気だからこその冒険がしづらくなっていることなど。 また、著者がレズビアンだからか、ボフォビア、ミソジニーについての考察もなかなか。 「自分はその世界に存在しなくて良い。ただ眺めていたい」と言っていたかつてを思い出した。

Posted by ブクログ

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