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女王(上) 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/10/13 |
JAN | 9784062937306 |
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
連城三紀彦の長篇ミステリ作『女王〈上〉〈下〉』を読みました。 久し振りにミステリを読みたくなったんですよね… 連城三紀彦の作品はアンソロジー作品『鉄ミス倶楽部 東海道新幹線50』に収録されていた『消えた新幹線』以来なので、約1年振りですね。 -----story--------...
連城三紀彦の長篇ミステリ作『女王〈上〉〈下〉』を読みました。 久し振りにミステリを読みたくなったんですよね… 連城三紀彦の作品はアンソロジー作品『鉄ミス倶楽部 東海道新幹線50』に収録されていた『消えた新幹線』以来なので、約1年振りですね。 -----story------------- 時空を超える、連城ミステリーの傑作。 南朝の天皇に仕えた男。 炎の瞳をもつ古代の女王。 謎がちりばめられたノート。 すべてをつなぐ、唯一の答とは。 〈上〉 戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶。 だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と会っていたことを。 一方、史郎の祖父・祇介は、大晦日の夜にかかってきた一本の電話を受け、急遽旅に出た後、遺体となって発見された。 邪馬台国研究に生涯を捧げた古代史研究家であった祇介が、吉野へ向かい若狭で死んだのはなぜなのか。 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子とともに奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅に出た。 〈下〉 代史研究家であった妻、加奈子から、父の日記を手渡された荻葉史郎。 父の春生は「自分はまちがいなく南北朝の末期にも生きていた」と記し、また、燃えさかる炎のような瞳をもつ女王、卑弥呼のもとにいたことをも詳細に記録していた。 壮大な歴史の渦に呑み込まれた父と息子の軌跡を描く、連城ミステリーの精華。 巻末に連城三紀彦「最後のインタビュー」も収録。 ----------------------- 1998年(平成10年)に講談社発行の月刊小説誌『小説現代』に連載され、著者の死後の2014年(平成26年)に刊行された作品です。 ■序章 ■一章 ■二章 ■三章 ■終章 ■解説 香山二三郎 ■特別収録〈対談〉 「連城三紀彦の素顔と『女王』の魅力」 田中芳樹×香山二三郎 ■特別収録〈最後のインタビュー「わが人生最高の10冊」〉 「男と女の物語」に魅せられた作家生活 連城三紀彦 戦後生まれの荻葉史郎の中にある東京大空襲の記憶… だが彼を診察した精神科医・瓜木は思い出す、空襲の最中にこの男と出会っていたことを、、、 一方、史郎の祖父・祇介は旅先で遺体となって発見された… 邪馬台国研究に生涯を捧げた学者の祖父は、なぜ吉野へ向かい、若狭で死んだのか? 瓜木は史郎と彼の妻・加奈子と共に奇妙な記憶と不審な死の真相を探る旅へ。 だが彼らに立ちはだかったのは、魏志倭人伝に秘められた邪馬台国の謎!? 東京大空襲、関東大震災、南北朝時代、そして邪馬台国… ある男の奇妙な記憶と、女の告白、ひとりの老人の不審死が壮大な歴史の謎へと導く、、、 衝撃の展開、男女の情愛…… 連城ミステリのすべてが織り込まれた傑作! この物語は読者をどこへ連れて行くんだろう!? と感じさせる序章が印象に残りましたねー 邪馬台国(卑弥呼)、南北朝、関東大震災、東京大空襲、そして現代と、時を超えた歴史ミステリでしたね、、、 タイムトラベルが出てくるSF作品になっちゃうんじゃないかと思わせるような序盤の展開からは想像できない合理的な答えが導かれるミステリ作品… 『魏志倭人伝』に記された邪馬台国の所在地(九州説or畿内説)や「水行十日陸行一月」という邪馬台国への距離についての著者なりの答えも用意されており、歴史好きにも堪らない作品に仕上がっていると思いますね。 ミステリであり、邪馬台国に憑かれた者たちの妄執なドラマであり、男女の情念を描いた物語でした、、、 そして『特別収録〈最後のインタビュー「わが人生最高の10冊」〉 「男と女の物語」に魅せられた作家生活 連城三紀彦』に紹介されていた作品も気になりました… ほとんどが読んだことのない作品なので、機会があれば読んでみたいです。 <連城三紀彦のベスト10> 1位 『ローマの女』 アルベルト・モラヴィア 2位 『一年ののち』 サガン 3位 『棺の花・那智滝情死考』 水上勉 4位 『モデラート・カンタービレ』 マルグリット・デュラス 5位 『花影』 大岡昇平 6位 『寝台車の殺人者』 セバスチアン・ジャプリゾ 7位 『射程』 井上靖 8位 『美は乱調にあり』 瀬戸内寂聴 9位 『野生の棕櫚』 フォークナー 10位 『美しさと哀しみと』 川端康成 <最近読んだ一冊> 『十角館の殺人』 綾辻行人
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いやはや、やっと上下読み終わった。 今年の(関東地方の)梅雨は長かったが、これを読み始めたのが6月中旬だったので、ほぼ今年の梅雨の間中読んでいた感じw 何なんだろう? 変な読みにくさがあるんだよなぁ~w ぶっちゃけ、毎晩のように3行で寝てた(爆) つまんない本を無理して読んでも...
いやはや、やっと上下読み終わった。 今年の(関東地方の)梅雨は長かったが、これを読み始めたのが6月中旬だったので、ほぼ今年の梅雨の間中読んでいた感じw 何なんだろう? 変な読みにくさがあるんだよなぁ~w ぶっちゃけ、毎晩のように3行で寝てた(爆) つまんない本を無理して読んでもしょうがないんで、自分は本はつまんないと思ったら即座に読むのを止めちゃう方だ(よって、積読本が増えるw)。 てことは、毎晩のように3行読んで寝ちゃっていたとしても、ずっと読み続けていたということは面白いと思っていたのだろう。 実際、読み終わってみると、あぁなんか面白い本を読んだなぁーという気持ちが強い。 読んでいる最中も、登場人物たちが醸し出す、独特の雰囲気が妙に心地よくて、それに酔っちゃっていたみたいのはあった。 あと、前に読んだ『暗色コメディ―』もそうだけど、著者が長編でやる、変にこんがらがってるテイストにハマったというのもあるw ただ、これ、「面白いからどうぞ」と無邪気に人に勧められる本ではないw 登場人物が地味だし、話の展開はもっと地味。 そもそも、アマゾンにある紹介(単行本の方)だと、“ある男の奇妙な記憶と、女の告白、ひとりの老人の不審死が壮大な歴史の謎へと導く”とあるけど、いや、ここだけの話、個人の歴史の謎はあっても、“壮大な歴史の謎”なんて、どこにもないから(爆) ま、「序章を拝読したときに、どこへ連れて行かれるのだろうと驚いた」は、自分も思ったけど(でも驚きゃしないw)。 ていうか、“どこに連れてかれるのだろう”みたいな、すんご~い結末というよりは、心地よい予定調和な結末という感じだと思う。 あと、内容的に言っても、ある程度人間が枯れてないと、登場人物たちの心情が伝わらないんじゃないか?って気がするし。 正直言って、自分の周りの人を思い浮かべてみて、この人だったら楽しんでくれるかも?という人が思いつかないくらい。 つまり、それくらい書いておくと、逆に興味が湧いて、読んでみようかなーと思う人がいるかもしれない。 そういうタイプの本(笑) 注:“壮大な歴史の謎”なんかどこにもない、というネタバレは、むしろバラした方がいいと思ったので、あえてネタバレ設定にはしてしません。
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その謎は、時空を超える。幻の超大作、ついに文庫化! 戦後生まれの自分になぜ、東京大空襲の記憶があるのか。精神科医の瓜木を訪ねた荻葉史郎は、自らの出生と祖父の死の謎を追って旅に出る。壮大な歴史の渦に呑み込まれた父子の軌跡を描く連城ミステリーの精華。
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