すっからかん 落ちぶれ若様奮闘紀 祥伝社文庫

経塚丸雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 祥伝社
• 発売年月日: 2017/10/11
• JAN: 9784396343637

商品レビュー

2021/03/11

父親の城中で殺された件により、お家が断絶された主人公の暮らしぶりと、心のうちを。なかなか武家も大変なのだと。
応援したくなる主人公の考え方や辛抱強さ、思慮深さ．全て天性のものではなく、教育と自分自身を深く知る時間にかかっている。

2019/11/14

L 落ちぶれ若様奮闘記１

そこはかとなく漂うラノベ臭。
高すぎず低すぎない出自は立ち位置として秀逸な設定なのに、義妹の存在やら諸々の事件や対応がもはやコミック。「御意ッ！」…ッ　の付与も許せないんですけど。
さまざまな事件が起こるけど解決して終わり…。って終わるのかよ！と突っ込まずにはいられない。それが狙い？
一昔前の時代小説は文に重みがあったし硬い武士生活の中にもほっこり人間味が垣間見れる、そのギャップが良かったと思うのだけど終始喜劇だと胸焼けするな。
とはいえ、主人公の設定は魅力的なので次巻も読んでみる。

2018/07/18

京塚丸雄　著「すっからかん」、落ちぶれ若様奮闘記№１、２０１７．１０発行。まずまずの面白さでした。父の起こした刃傷沙汰の咎（とが）により大和鴻上藩に「預（あずかり）となった須崎槙之輔２５歳の物語。狩猟と料理が得意の若様。そして、槙之輔とともに鴻上藩深川下屋敷（２万５千坪）に来た義母の加代３６歳、義妹の綾乃１８歳、女中小絵女、下男弥五郎がいい味を出しています。