- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
六花落々 祥伝社文庫
定価 ¥748
330円 定価より418円(55%)おトク
獲得ポイント3P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/1(日)~12/6(金)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2017/10/11 |
JAN | 9784396343613 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/1(日)~12/6(金)
- 書籍
- 文庫
六花落々
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
六花落々
¥330
在庫あり
商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
西條奈加の長篇時代小説『六花落々(りっかふるふる)』を読みました。 西條奈加の作品は、昨年1月に読んだ『せき越えぬ』以来ですね。 -----story------------- 「雪の形をどうしても確かめたく―」下総古河藩の物書見習・小松尚七は、学問への情熱を買われ御目見以下の...
西條奈加の長篇時代小説『六花落々(りっかふるふる)』を読みました。 西條奈加の作品は、昨年1月に読んだ『せき越えぬ』以来ですね。 -----story------------- 「雪の形をどうしても確かめたく―」下総古河藩の物書見習・小松尚七は、学問への情熱を買われ御目見以下の身分から藩主の若君の御学問相手となった。 尚七を取り立てた重臣・鷹見忠常とともに嬉々として蘭学者たちと交流し、様々な雪の結晶を記録していく尚七。 だが、やがて忠常が蘭学を政に利用していることに気付き…。 蘭学を通して尚七が見た世界とは―。 解説/東えりか ----------------------- 2014年(平成26年)に刊行……第5回本屋が選ぶ時代小説大賞候補となった作品です。 ■第一話 六花邂逅(りっかかいこう) ■第二話 おらんだ正月 ■第三話 だるま大黒 ■第四話 はぐれかすがい ■第五話 びいどろの青 ■第六話 雪の華 ■最終話 白炎(びゃくえん) ■あとがき ■解説―雪への興味が古河藩の命運を決めた 東えりか 冬の日、雪の結晶の形を調べていた下総古河藩の下士・小松尚七は藩の重臣・鷹見忠常(のちの泉石)に出会う……その探究心のせいで「何故なに尚七」と揶揄され、屈託を抱える尚七だったが、蘭学に造詣の深い忠常はこれを是とし、藩の世継ぎ・土井利位の御学問相手に抜擢した、、、 やがて江戸に出た主従は、蘭医・大槻玄沢や大黒屋光太夫、オランダ人医師・シーボルトらと交流するうちに、大きな時代の流れに呑み込まれていく……。 大きな時代の流れに飲まれそうになりながらも、純粋な心、探求心を失わず、実直に生きる尚七に共感しながら読みました……大黒屋光太夫や大塩平八郎、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト 等々、その時代を代表するような人物との出会いも印象的でしたね、、、 そんな尚七を支えたのは下総古河藩の重臣・鷹見忠常……忠常がいなければ、尚七の行動は認められなかったでしょうからねー 「他人に何と言われようと、考えることをやめようとしない。それは何よりも貴いことだ」という言葉は現代にも通じるものがあると感じました。 あと、尚七が大槻玄沢から教えられた「恥を恥じるな」のひと言……この言葉も印象的でした、、、 目まぐるしく変化する現代に生きる私たちの方が、意識しておかなきゃいけないことが描かれている作品だと感じました。
Posted by
武士の話だったけど、重々しい語り部に武家社会の様を堂々と書いてあった。善人長屋とは違う語り部に、どんな風にでも出来るのだなあと、ファンタジーでもよく出来てるし、もう全て読み切れて満足しかない。直木賞だけじゃない既にたくさんの賞がある。底が見えない、まだまだ楽しい作品に出会えるのだ...
武士の話だったけど、重々しい語り部に武家社会の様を堂々と書いてあった。善人長屋とは違う語り部に、どんな風にでも出来るのだなあと、ファンタジーでもよく出来てるし、もう全て読み切れて満足しかない。直木賞だけじゃない既にたくさんの賞がある。底が見えない、まだまだ楽しい作品に出会えるのだろう自分
Posted by
古河藩郡奉行配下で物書見習いの小松尚七は「何故なに尚七」と異名を持つほど、好奇心の強い青年であった。 ある日、声をかけられた相手は「土井の鷹見か鷹見の土井か」と言われる程の逸材・鷹見忠常であった。 藩主の若君の御学問相手となるよう請われる。 雪の結晶に魅入られた主従は、大黒屋光...
古河藩郡奉行配下で物書見習いの小松尚七は「何故なに尚七」と異名を持つほど、好奇心の強い青年であった。 ある日、声をかけられた相手は「土井の鷹見か鷹見の土井か」と言われる程の逸材・鷹見忠常であった。 藩主の若君の御学問相手となるよう請われる。 雪の結晶に魅入られた主従は、大黒屋光太夫・シーボルト・間宮林蔵・渡辺崋山・大塩平八郎などとの関わりを持ち、やがて、時代は、幕末へと向かっていく。 尚七を見出し「お前はそのままでよい」と側に置いた、忠常や藩主・利位は、余程人を見る目があったのだろう。
Posted by