どこと組むかを考える成長戦略型M&A 「売る・買う」の思考からの脱却と「ミニIPO」の実現

竹内直樹(著者)

• 販売会社／発売会社: プレジデント社
• 発売年月日: 2017/09/01
• JAN: 9784833451222

商品レビュー

2023/07/22

事業継承や相続に関する資格もあるため、中身としては既知のものが多かったのですが、改めてM&Aのメリットを実際の中小企業事例に基づいて知ることができました。

2022/01/19

M&Aで会社を譲渡することを「ミニIPO」と例え、社員、会社、オーナーそれぞれにIPO以上の効果をもたらす三方よしの戦略であるとする考え方が非常に参考になった。
自社の譲渡を成長戦略と捉える一方、先代や社員に対し申し訳ないというネガティブな思いを払拭できないオーナーに、救いの手を差し伸べるフレーズである。
会社を買うという選択肢は、どうしても自社の規模や資力が限界値となるが、売るという選択肢は、特に中小企業にとって際限のない成長をもたらすプラチナチケットである。

また、ITの進化による越境型の事業展開についても大変勉強になった。
小売に始まり、今やナナコを起点としたビッグデータの収集、プライベートブランドの製造まで手がけるセブンイレブンの事例は、産業構造のドラスティックな転換を感じさせ、今後、どんな企業にとっても「現状維持は衰退である」ということを強く認識させてくれた。

2019/11/11

m&aは結局売り先と売り方が違うIPOであるということ。
成長戦略の為にm&aが選択肢になり得ることを学んだ。