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あなたの本当の人生は 文春文庫

大島真寿美(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/10/06
JAN 9784167909390

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商品レビュー

3.8

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2024/02/16

作家として2作を出すも鳴かず飛ばずの國崎真実は、あまりの出来の悪さに編集にとある大作家の弟子になることを提案される。大作家の名は森和木ホリー。一世風靡をしたが、代表作『錦船』の続編を書かず、何年も新作を出していないのだった。豪邸に住むホリーとお手伝いをしている宇城の元、真実は立派...

作家として2作を出すも鳴かず飛ばずの國崎真実は、あまりの出来の悪さに編集にとある大作家の弟子になることを提案される。大作家の名は森和木ホリー。一世風靡をしたが、代表作『錦船』の続編を書かず、何年も新作を出していないのだった。豪邸に住むホリーとお手伝いをしている宇城の元、真実は立派に弟子を務められるのか。 なんとも読みにくい文章で、おそらく作者は詩人なのだろう。短い章のそれぞれで真実、ホリー、宇城、編集の鏡味、それぞれの視点で描かれるのだが、それが最大限誰なのか隠されているため、章が変わってイラストの区切りのたびに、誰なのか?とさぐりさぐりよむひつようがある。また、会話は誰が言ったのか書かず、章の途中で視点が切り替わるなど、追いかけることに神経を使ってしまう。 真実は一体ホリーから何を学んで小説を書き始めるのかと期待して読むのだが、たったの2日で飛び出し、一体何をすべきなのかを逡巡する。ホリーや宇城の過去を描く章も少なからずあるものの、やはり國崎真実の動きを見るのが本筋なのだろう。 その真実がどうにも掴みどころのない動きをするもんで、意味はわかるが感情移入やストーリーへののめり込みが難しいまま終盤に入ってしまい、最終的にあっさりした話だったなあという印象しか残らなかった。 詩人だろうと思われる書き口で、好きな人は好きなんだろうが、これまでにも書いてきたとおり、ワタシは詩が苦手だし、主語述語のない文になっていない文や、後半略したが察しろという文章が続くのは苦痛だった。

Posted by ブクログ

2021/01/30

敬愛する作家のもとに住み込みで働くことになった新人作家。その風変わりな屋敷で、長年の秘書や担当編集者が抱える秘密を知って…。「書く」ことに囚われた三人の女性たちの本当の運命は……新人作家の國崎真美は、担当編集者・鏡味のすすめで、敬愛するファンタジー作家・森和木ホリーに弟子入り――...

敬愛する作家のもとに住み込みで働くことになった新人作家。その風変わりな屋敷で、長年の秘書や担当編集者が抱える秘密を知って…。「書く」ことに囚われた三人の女性たちの本当の運命は……新人作家の國崎真美は、担当編集者・鏡味のすすめで、敬愛するファンタジー作家・森和木ホリーに弟子入り――という名の住み込みお手伝いとなる。ホリー先生の広大で風変わりなお屋敷では、秘書の宇城圭子が日常を取り仕切り、しょっぱなホリー先生は、真美のことを自身の大ベストセラー小説『錦船』シリーズに出てくる両性具有の黒猫〈チャーチル〉と呼ぶことを勝手に決めつける。編集者の鏡味も何を考えているのか分からず、秘書の宇城は何も教えてくれない。何につけても戸惑い、さらにホリー先生が実は何も書けなくなっているという事実を知った真美は屋敷を飛び出してしまう。一方、真美の出現によって、ホリー先生は自らの過去を、自身の紡いできた物語を振り返ることになる。両親を失った子供時代、デビューを支えた夫・箕島のこと、さらに人気作家となった後、箕島と離婚し彼は家を出て行った。宇城を秘書としてスカウトし書き続けたが、徐々に創作意欲自体が失われ……時に視点は、宇城へと移り、鏡味の莫大な借金や箕島のその後、そして宇城自身の捨ててきた過去と、密かに森和木ホリーとして原稿執筆をしていることも明かされていく。やがて友人の下宿にいた真美は、鏡味と宇城の迎えによって屋敷へと戻る。そしてなぜか、敢然とホリー先生と元夫の箕島にとって思い出の味を再現するため、キッチンでひたすらコロッケを作りはじめた。小説をどう書いていいのかは分からないけれど、「コロッケの声はきこえる」という真美のコロッケは、周囲の人々にも大評判。箕島へも届けられるが、同行した宇城はホリー先生の代筆を箕島に言い当てられ動転する。真美、ホリー先生、宇城、三人の時間がそれぞれに進んだその先に〈本当の運命〉は待ち受けるのか?

Posted by ブクログ

2020/10/11

 直木賞作家の大島真寿美さんの作品を初めて手に取った。読み始めてすぐに(あー私はこの作品がきっと好きだ)と感じた。  人気作家だったが今はすっかり書けなくなった老女ホリー。「あなたの本当の人生は」ホリーにそう問われ、公務員を辞め秘書となり、ホリーに代わってちょっとした執筆もこなす...

 直木賞作家の大島真寿美さんの作品を初めて手に取った。読み始めてすぐに(あー私はこの作品がきっと好きだ)と感じた。  人気作家だったが今はすっかり書けなくなった老女ホリー。「あなたの本当の人生は」ホリーにそう問われ、公務員を辞め秘書となり、ホリーに代わってちょっとした執筆もこなす宇城。書きたい欲求はあるが、もう行き詰まってしまった新人作家チャーチル(ホリー先生命名)。彼女たちによって語られていくスタイルだ。  各々が自身の理想の「本当の人生」を考えながらも、それとは程遠い毎日が過ぎていく。思い通りにいかなくても、なんとなく穏やかにそれぞれの時間が流れていくように感じた。ホリー先生の過去の大作を中心に、先生の不思議な能力?も影響しながら。

Posted by ブクログ

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