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薩長史観の正体 歴史の偽装を暴き、真実を取り戻す
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2017/09/01 |
JAN | 9784492062043 |
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薩長史観の正体
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
薩長史観ズブズブの、にわか幕末ファンの目を覚まさせるには悪くないと思う。一方で司馬史観を完全に信じ切って坂本龍馬を英雄視している論調は噴飯もの。「薩長同盟で坂本が西郷と桂を叱りつけて〜」とか、ドラマの見過ぎ(笑)。また、薩長が全て悪いという論理に導くために、史実と個人の憶測・願望...
薩長史観ズブズブの、にわか幕末ファンの目を覚まさせるには悪くないと思う。一方で司馬史観を完全に信じ切って坂本龍馬を英雄視している論調は噴飯もの。「薩長同盟で坂本が西郷と桂を叱りつけて〜」とか、ドラマの見過ぎ(笑)。また、薩長が全て悪いという論理に導くために、史実と個人の憶測・願望・決めつけが入り混じっているのが気になった。
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薩長の人物に対する評価が偏りすぎていて、もちろん同意するところもあるが、そこまで言うか?と感じることが多々あった。 確かに無血が理想だが、仮に明治政府ができてなかったときにより良い未来が待っていたかどうかは分からない。 特に利権が維持されたままで革命もままならず、欧米列強に並ぶこ...
薩長の人物に対する評価が偏りすぎていて、もちろん同意するところもあるが、そこまで言うか?と感じることが多々あった。 確かに無血が理想だが、仮に明治政府ができてなかったときにより良い未来が待っていたかどうかは分からない。 特に利権が維持されたままで革命もままならず、欧米列強に並ぶことはできなかったかもしれない。 それに多くの人物が薩長の人たちに惹かれ味方したのは間違いなく、人間的魅力があったのは間違いないだろう。 とこの本に良い印象は抱かなかったが、印象が変わる人物も多くいた。 たとえば一橋慶喜は逃げ回る無能将軍に思われがちだが、勝海舟と共に幕府側が負けるように動いてると感じた。 (勝海舟が一橋慶喜の命を奪わないよう動いたのも、事前にその取り決めを交わしていたんじゃないか)
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このところこの手の視点の本がいくつかあって、「勝てば官軍」の意味が本当によく判る。教科書に書いてあることが正しいわけではないと言ういい例だ。 この本はかなり網羅的に項目を取り上げているのだが、出典とかも殆どなく、何が事実か、ちょっとトンデモ感も感じてしまったのは事実。 特に、...
このところこの手の視点の本がいくつかあって、「勝てば官軍」の意味が本当によく判る。教科書に書いてあることが正しいわけではないと言ういい例だ。 この本はかなり網羅的に項目を取り上げているのだが、出典とかも殆どなく、何が事実か、ちょっとトンデモ感も感じてしまったのは事実。 特に、この無茶苦茶な薩長維新の流れが、先の大戦の日本の「暴挙」につながったってのは納得できないなあ。 そこも、何が事実かまず検証してからでないと触れてはいけないと思うんだ。 何れにしても、維新の偉勲、西郷隆盛が大嫌いになれることは必至。
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