天魔の所業、もっての外なり 室町もののけ草紙

岩井三四二(著者)

• 販売会社／発売会社: 淡交社
• 発売年月日: 2017/10/01
• JAN: 9784473042019

商品レビュー

2020/11/28

応仁の乱に係る人物を描いている
薄い内容の本（笑）
タイトルほど「もののけ」はストーリー
では目立たない
義政・富子・宗全・義尚・政元：架空の
人物を含めて描かれるが人物描写はペラ
ペラ、物語は新味がないねえ(´･ω･｀)

2020/03/24

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2018/03/post-ea2b.html

2017/11/20

初出　2016〜17年「なごみ」の６話に書き下ろし１話

「室町もののけ草子」という副題は大げさで、この作者にしては軽い作品。

応仁の乱前後の、数人の関係者の立場からみた状況がほぼ時系列で配置されている。
８代将軍義政の妻で蓄財家日野富子、世阿弥の養子音阿弥、西軍の大将山名宗全、幕府倉奉行配下で玉梅の茶碗に魅せられた弥次郎、義政と富子の子の将軍義尚、前管領細川政元。

この中で政治には関わらない二人、音阿弥の能という芸能への執念、実在の人物ではないかも知れない弥次郎の茶碗への思い入れが面白い。