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逢坂の六人 集英社文庫
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逢坂の六人 集英社文庫

周防柳(著者)

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逢坂の六人 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2017/09/20
JAN 9784087456356

逢坂の六人

¥220

商品レビュー

5

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2023/10/27

紀貫之と六歌仙の話。 そんなエピソードがあるんだ!知らなかった!と思ってネットで調べてみると、出てくる。よく調べられて、練られた作品。

Posted by ブクログ

2023/03/19

日本初となる勅撰和歌集(古今和歌集)の選者に抜擢された、紀貫之の物語。 勅撰集はそれまでも出されているけれど、すべて漢詩集だったということだ。 今度は序文も仮名で書いて良いと言われ、「やまとの魂をうたうのはやまとの言葉」をモットーとする貫之は大いに張り切るのだが、序文の出来にいま...

日本初となる勅撰和歌集(古今和歌集)の選者に抜擢された、紀貫之の物語。 勅撰集はそれまでも出されているけれど、すべて漢詩集だったということだ。 今度は序文も仮名で書いて良いと言われ、「やまとの魂をうたうのはやまとの言葉」をモットーとする貫之は大いに張り切るのだが、序文の出来にいまいち納得できない。 彼は、母と共に元服前の若き日を過ごした逢坂の地で遭遇した出来事、出会った歌人たちに想いを馳せる。 「六歌仙」という言葉は知っている。 古典の授業で習ったかなあ・・・? 三十六歌仙というのもある。 36人よりも、6人の方が少数精鋭だよね?最高峰の人たちだろうね?と思っていた。 無知だったので・・・ 知らないのは自分だけかと思っていたら、「六歌仙」は古今集の序文で述べられているけれど、歴史的にはなんとも謎の人たちだったらしい。 その、少ない資料のピースを組み合わせ、びっくりするようなお話を描き出したのがこの本。 個性的すぎる歌人たち。 恐ろしき藤原家。 どの時代にも共通するが、リア充は良き詩人にはなれない。 満ち足りぬ思いの発露が、詩であり、歌なのだ。 つらゆき殿、あなたの選んだ六歌仙は、今の時代まで名を残していますよ。 【在原業平】浮ついた女たらし、と認識していたけれど、幼い貫之・“あこくそ”を可愛がってくれる、イケオジに惚れ直した。 【小野小町】片っ端から男を振りまくった思い上がり女・・・みたいに言われていたけれど、それは男視点なのでは? 個人的には昔から、はっきり「NO」を言った小町はかっこいいと思っていた。ここに書かれている彼女の心情もよくわかる。 【大友黒主】近江大津の宮の幻想。さらなる昔を、万華鏡の向こうに見るような。 壬申の乱前後の歴史に興味があるので、思いがけない昔語りに、タイムスリップした思い。 【文屋康秀】飄々として軽い、ゴーストライター。いいキャラだと思う。 【僧正遍照】私ごとですが・・・高校の時、一週間に一回の「必修クラブ」で百人一首クラブに入った。その時に一番人気だったのが「あまつおとめ」 でも、なんでこの歌をお坊様が詠んだの?生臭なの?と思っていたんだなあ・・・ 夢のやまい(夢遊病とか?)の貫之が幻視する世界は、伝奇もの。 奈良から平安初期にかけての時代には、まことにに似つかわしく思われる。

Posted by ブクログ

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