一ヶ月反抗期 14歳の五行歌集 そらまめ文庫

水源カエデ(著者)

• 販売会社／発売会社: 市井社
• 発売年月日: 2017/09/01
• JAN: 9784882081487

商品レビュー

2017/09/29

幼いときから五行歌に親しんでいた
著者の　5歳から14歳までに書いた74首
両親に対す怒りを無理に封じ込めず
あらわにした詩にもっともっと怒っていい
とエールを送りたくなりました

2017/09/17

14歳の中学生のまっすぐな思いが五行歌になった。
この小さな本につまっているメッセージは、心になんと響くことか。とくにタイトルとなった「一ケ月反抗期」や「ホンネ」の章。同じような離婚家庭の親子にぐっと刺さってくる内容だと思う。
よくぞ書いた！　よくぞここまで書かせた！　心からのスタンディングオベーションを。

装丁メイキングストーリーはこちらから↓
http://shiduku.cocolog-nifty.com/heart/2017/09/-14-2675.html

2017/09/15

市井社「そらまめ文庫」第一弾。
新書サイズのコンパクトな五行歌集のシリーズになります。

曽祖父、祖母：三友伸子、母：水源純、４代にわたる五行歌人。5歳から14歳までに書いた74首の五行歌を掲載。9歳のときに両親が離婚、母と暮らす。幼いときから五行歌を書いて気持ちを表現してきた。その率直さと、鋭い視点に大人ははっとさせられる。衝撃の一冊！

なんか
ほんとの
はなしを
すると
おちつくね

友達に　
裏切られるより
親に　
裏切られた方が　　　
何億倍も悲しい

親が離婚した
けど僕は関係ない
ただ
ひとりの親に
捨てられただけ

十四歳、まだ恋もしていない時期に歌集を出すという。
私は子どもらしく、自然な歌で十分いい歌集になると思っていたが、まとまった歌集の構成を見て、衝撃を受け、かつ、もはや人類の最大の問題と直面して苦しみ、それを五行歌として正面から表していることに驚いた。
主題はこどもらしい面白さ、たのしさであると同時に、人類の自由と義務の対立の問題を素直なこどもとしてとらえたものとなった。
これが、五行歌の中で育つということだったのか。
　　　　　　　　（五行歌の会主宰草壁焔太　跋文より）

市井社紹介ページはこちらです↓
http://5gyohka.com/shiseisha/kaede2017.html