1,800円以上の注文で送料無料

サンダカンまで わたしの生きた道 朝日文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

サンダカンまで わたしの生きた道 朝日文庫

山崎朋子(著者)

追加する に追加する

サンダカンまで わたしの生きた道 朝日文庫

定価 ¥1,012

715 定価より297円(29%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2017/09/07
JAN 9784022619129

サンダカンまで

¥715

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/07/03

「サンダカン8番娼館」の著者として有名な山崎朋子氏の半自伝。 同業のライターであるご主人から「君は別の人の人生ばかり追いかけているけど、君のような女性の戦後半生記も興味を持ってもらえるのでは?」という一言から書き始めたそうだが、まさに、ほんとに面白い。 名家の出でも、立派な学...

「サンダカン8番娼館」の著者として有名な山崎朋子氏の半自伝。 同業のライターであるご主人から「君は別の人の人生ばかり追いかけているけど、君のような女性の戦後半生記も興味を持ってもらえるのでは?」という一言から書き始めたそうだが、まさに、ほんとに面白い。 名家の出でも、立派な学歴があるわけでもない女性が、自分らしい生き方を追い求めていく姿がかかれていて素晴らしい。 でも、鈴木京香似の華やかな美人だったためか、恋愛、男がらみの事件にいくつも巻き込まれていて、今でいうストーカーに顔を切られたり、かなりショッキング。 在日朝鮮人の彼との悲恋とか、もうドラマみたいだし、新宿風月堂のバイト時代とかも楽しそう! 貧乏不遇にもめげず、旦那さんと古家を借りて、女子学生を住み込みシッターに、女性史研究会を作って活動に励むなんて、アイデア豊かで尊敬する。 戦中育ち、古い価値観や女性観をはじきとばし、戦後の民主社会の第一世代の女性がこんなにがんばった、という記念碑のような本。

Posted by ブクログ

2018/06/21

だいぶ以前に『サンダカン八番娼館』を読み終えていて、たまたま本屋で手にとった本作。 本棚を見ていただければわかる通り、堀川恵子氏のノンフィクション『原爆供養塔』を読んだことをきっかけに、このところ広島原爆について書かれたノンフィクションを集中的に読んでいたところだった。全くそれと...

だいぶ以前に『サンダカン八番娼館』を読み終えていて、たまたま本屋で手にとった本作。 本棚を見ていただければわかる通り、堀川恵子氏のノンフィクション『原爆供養塔』を読んだことをきっかけに、このところ広島原爆について書かれたノンフィクションを集中的に読んでいたところだった。全くそれとは関係なく、手にとったというのに、つい先日読み終えたばかりの『広島第二県女 二年西組』、山崎朋子は原爆投下わずか2ヶ月前に、奇しくもそのクラスを疎開で離れたというではないか!つまり私は彼女のクラスメイトたちの最期を知っているのだ…。こういう運命のタイミングとはなんなのだろう。クラスに在籍しながらも生き残り、ジャーナリストとなり級友の最期をまとめた関千枝子。違う運命を得てのちにノンフィクション作家となった山崎朋子。書き残す者に与えられた運命だったのだろうか。 その後、級友たちの生きられなかった戦後を生きた人生も波乱だ。 今でいう毒親に育てられ、奔放に恋愛をし、彼が一生を捧げた政治活動のために彼と別れ、また別の男に女の顔を傷つけられ…。 時代というのもあっただろうが、ちょっとした小説なんかよりはるかに波瀾万丈な人生。 思うままに生き、そのときやりたいことを選んだ。羨ましい。 後年、彼女と結婚相手の上笙一郎と付き合いがあった人物として、見覚えある名前が出てきた。 私の出た学校の初代校長だった。これもまた不思議な縁だった。

Posted by ブクログ

2017/10/29

ありえない出来事に出会った人が、その苦難をどうやって乗り越えていったのかを知りたくて読んだが、どうやって乗り越えたのかが読み終えて数日経った今では思い出せない。 おそらく、事実を中心に回顧として書いてあるため感情や気持ちの切り替え方、前向きな気持ちへの持続の仕方などが書いてあった...

ありえない出来事に出会った人が、その苦難をどうやって乗り越えていったのかを知りたくて読んだが、どうやって乗り越えたのかが読み終えて数日経った今では思い出せない。 おそらく、事実を中心に回顧として書いてあるため感情や気持ちの切り替え方、前向きな気持ちへの持続の仕方などが書いてあったけれども、それより事実の強烈さの方が浮き出てしまって強い記憶になってしまっている。 パートナーとなる人の支えは大きいのだなと痛感した。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品