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全体主義の起原 新版(2) 帝国主義

ハンナ・アーレント(著者), 大島通義(訳者), 大島かおり(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2017/08/01
JAN 9784622086260

全体主義の起原 新版(2)

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商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2022/12/16

第三部、第一部と読み進めてきて第二部が最後となるけれども、とんでもなく面白かった。帝国主義がもともと経済的な事情に由来すること、その特徴が膨張の運動それ自体にあること、それが国民国家の在り方とはそぐわないこと、人種思想の経緯、海外帝国主義と大陸帝国主義の違い、法を軽視する官僚制、...

第三部、第一部と読み進めてきて第二部が最後となるけれども、とんでもなく面白かった。帝国主義がもともと経済的な事情に由来すること、その特徴が膨張の運動それ自体にあること、それが国民国家の在り方とはそぐわないこと、人種思想の経緯、海外帝国主義と大陸帝国主義の違い、法を軽視する官僚制、人権という概念のもつ問題など、どの議論をとってもほんとうに面白く、それぞれが全体主義への架け橋として描き出されるので、たしかにこれは第三部から読んでおいてよかったなあと思った。自然とか人工世界とか循環あたりの話は『人間の条件』を彷彿とさせる。カフカの官僚制の話もうれしい。あいだに寄り道していたせいもあって全部を読むのに三ヶ月ほどかかってしまったけれど、ほんとうに読んでよかった。

Posted by ブクログ

2020/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体主義というものが、ある日突然、一人の人間によってつくられたものではなく、社会情勢などが人々に影響し、そうなる土壌が作られた上で、生まれていく。それも当時は「全体主義」と名乗って進められたというより、時代を経てそう名付けられたのか…。そうなると、「責任」というのは、必ずしも為政者だけの問題ではなく、それを支持した側にもないとは言えないか。知らなかったからで済まされるのか、その時に感じる違和感はないのか。情報リテラシーが求められるが、あながち個人が感じる違和感も、時代に流されないために大切なのではないか。

Posted by ブクログ

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