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私の大阪八景 改版 角川文庫
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私の大阪八景 改版 角川文庫

田辺聖子(著者)

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私の大阪八景 改版 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/08/25
JAN 9784041061336

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商品レビュー

3.4

11件のお客様レビュー

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2024/06/15

田辺聖子さんの自伝的小説、っていうのを読み終わって知った。戦時中に生まれて戦争が当たり前にある中で生きていくトキコ。染まりやすいトキコが先生の言葉で軍国主義が強くなったり、キリスト教にハマったり、自由なようで不自由な世界がしんどい。

Posted by ブクログ

2023/11/12

表紙の淡い絵が、「この世界の片隅に」の世界に似てる。 ただし、新米奥さんではなくて、日々成長していく思春期の女の子の日常のお話。ほのかに異性に憧れたり、女は損だと感じたり、仲のいい友人と憧れから教会に行ってみたり、と思うと、世の中の思想にどっぷりつかったり。そして、正直でユーモラ...

表紙の淡い絵が、「この世界の片隅に」の世界に似てる。 ただし、新米奥さんではなくて、日々成長していく思春期の女の子の日常のお話。ほのかに異性に憧れたり、女は損だと感じたり、仲のいい友人と憧れから教会に行ってみたり、と思うと、世の中の思想にどっぷりつかったり。そして、正直でユーモラスで、大阪風味。かいらしい、ってやつです。私らにもそんなころがあったかいな、と優しく思い出したりもします。 ただ、そこにモザイクのように戦時下のあれこれが挟み込まれていて、それが次第に膨らんでいきます。淡々とした筆遣いで、焼け跡の土が燃えつくされ、死人が腐り、どこの町にも異臭が漂っているとか、防空壕と機銃掃射とか、主人公や友人の父親との死別のことも描かれます。今、ガザの空爆が行われているのですが、テレビの中の色のない廃墟のような画像が、どこかリンクします。あと、朝鮮人が出てくるエピソードが、時期を置いて少しずつ出てきます。静かに語られているからこそ、ぼんやりと戦時下の日常が見えてくるような気がするのです。 解説は、小松左京さん。当時、少年の世界と少女の世界は全く交わらなかったという観点から興味深いものが書かれていて、大阪縁のお二人の深い交流を感じます。

Posted by ブクログ

2023/08/02

kindle。 田辺聖子の戦中、戦後の自伝的小説。 本人と同じく写真館の娘という設定。写真館の内情への興味もあって読みすすめた。残念ながら写真関係はほとんど描かれていない。それでもいい本ではある。

Posted by ブクログ

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