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推理作家謎友録 日本推理作家協会70周年記念エッセイ 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/08/25 |
JAN | 9784041057575 |
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推理作家謎友録
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商品レビュー
2.7
5件のお客様レビュー
エッセイの定義は知らないけど、エッセイ集よりは雑感集の感じ。アミの会(仮)は好きなので続いてほしい。協会理事やら選考委員とか作家さんも書くだけじゃなくていろいろあるらしい。
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米澤穂信「十年と十年」 11年前、自分の中からひりつくようなやりきれなさが消えかけていることを察し、慌てて万能感をテーマに青春ミステリを書いた。10年前、遊戯に徹したミステリ以外のものをと思いデスゲームものを書いた。こう振り返ると書くものは少し変わってきた気がする。手癖に頼らずに...
米澤穂信「十年と十年」 11年前、自分の中からひりつくようなやりきれなさが消えかけていることを察し、慌てて万能感をテーマに青春ミステリを書いた。10年前、遊戯に徹したミステリ以外のものをと思いデスゲームものを書いた。こう振り返ると書くものは少し変わってきた気がする。手癖に頼らずに、1行に迷いながら書いてゆきたい。 篠田節子 推理小説には「オマージュ」というものがあるが、篠田氏は上田秋成のよく知られた作品から、短編、長編を1本ずつ書いているのだが、読者も批評家も担当編集者さえも、誰ひとり気づいてくれない、とある。・・一体どれ。「絹の変容」以外は全部読んでるつもりなのだが。まあ上田秋成を読んでないか。 池井戸潤 一作一作がトライアンドエラーの繰り返し。きっかけをくれたのは江戸川乱歩賞で、それを主宰する日本推理作家協会が70周年を迎えたことは慶賀に堪えない。 2017.8.25初版 図書館
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日本推理作家協会70周年を記念して会員の108人がものしたエッセイ集。課せられたテーマはこの十年間の雑感または自分のベストミステリ,デビューしての雑感のうちの1つ。下手な(失礼)小説よりもおもしろいものが沢山。最近の理事長(代表理事)は東野圭吾や今野敏だが,かつては北方謙三,大沢...
日本推理作家協会70周年を記念して会員の108人がものしたエッセイ集。課せられたテーマはこの十年間の雑感または自分のベストミステリ,デビューしての雑感のうちの1つ。下手な(失礼)小説よりもおもしろいものが沢山。最近の理事長(代表理事)は東野圭吾や今野敏だが,かつては北方謙三,大沢在昌といった強面が務めていたということで,70周年記念事業の寄付を募りに大沢と北方がある出版社を訪れた際の話。黒塗りの車で赴き,「玄関に乗りつけた車から降り,ポケットに手を突っ込んでずかずかと入ろうとしたら,ガードマンに制止された。御用件は。社長に会いに来た。社名をおっしゃってください。会社なんかあるかよ。そう言った瞬間に,ガードマンが大挙して現れ,つまみ出されそうになった」(北方謙三)だそうだ。作家というのはしょっちゅうバーで飲んでいるという印象があるが,それは昔の話,今の若手や中堅はそんな豪快なことはしないらしい(というのは,何かさびしいような)。 アメリカの指揮者デイヴィッド・ジンマンが子どもの頃,隣家に越してきた外国人をからかっていた。後になって気づいたのだが,それはナチスから逃れてきたベラ・バルトークだったのだそうだ。(麻耶雄嵩)
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