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論理的思考最高の教科書 論証を知り、誤謬に敏感になるための練習 サイエンス・アイ新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
発売年月日 | 2017/08/16 |
JAN | 9784797391428 |
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論理的思考最高の教科書
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
今自分が勉強脳に切り替わっているせいなのか、めちゃくちゃ面白かった。今までは論理的に思考することに面白さなんてこれっぽっちも感じなかったのに、今は論理的思考の面白さにちょっとハマりつつある。明治とか大正とかの人が論客とか言ってあーだこーだ論理を振り回しては酒を呑んでいた、みたいな...
今自分が勉強脳に切り替わっているせいなのか、めちゃくちゃ面白かった。今までは論理的に思考することに面白さなんてこれっぽっちも感じなかったのに、今は論理的思考の面白さにちょっとハマりつつある。明治とか大正とかの人が論客とか言ってあーだこーだ論理を振り回しては酒を呑んでいた、みたいなシーンにちょっと共感を覚えてしまう。そう考えると、数学ってめちゃくちゃ面白い学問だなあ。ああ、こういう興味深さって何で大人になるまで気付けないんだろうな。勉強盛りのあの時に気付いていたら、私はもっと前のめりに勉強できていたのかなあ。
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レビューでは内容が薄いという指摘が多く見られるが、入門書としてはちょうど良いのではないかと感じる。 【追記】↓ 何度か参照する機会があったのだけど、演繹や帰納の例や練習問題として挙げられている論証が適切なのか疑問に思うようになった。 例えば「今まであったアメリカ人は皆コーヒーが好...
レビューでは内容が薄いという指摘が多く見られるが、入門書としてはちょうど良いのではないかと感じる。 【追記】↓ 何度か参照する機会があったのだけど、演繹や帰納の例や練習問題として挙げられている論証が適切なのか疑問に思うようになった。 例えば「今まであったアメリカ人は皆コーヒーが好きだった」ゆえに「明日会うアメリカ人もコーヒーが好きだろう」を帰納法の投射の例として挙げているのだが、 「アメリカ人」という性質Aと「コーヒーが好き」という性質Bが共通するだろうという推論である類推(アナロジー)の例なのではないか?と思った。 投射の例として他にも「大学指定の推薦で入学したA高校の生徒は優秀だ」「大学指定の推薦で入学したB高校の生徒は優秀だ」…ゆえに「大学指定の推薦で入学したE高校の生徒も優秀だ」を挙げているのだが、これも「大学指定の推薦で入学した生徒」という性質と「優秀だ」という性質に共通性を見出す類推の例なのでは?と思った。また、○高校の生徒というのが個人を指すのか集団を指すのかよく分からない。個人だった場合は、「大学指定の推薦で入学したA高校の生徒」なんて書き方をしないで「推薦枠で入学した学生A」とすればいいのに、と思った。 投射って、「ここ1ヶ月ずっと雨だ、だから明日も雨だろう」のような、個別の事実の枚挙から、次の個別の事実を推論することなのでは? 類推の例として、国家公務員の役職である総長、省長、部長という組織構造は、大学職員の役職である学長、部長、学科長という構造に似ているから、大学の学生に当たる立場が国家公務員にもあるはずだ(うろ覚え。確かこんな感じの論証)、というものを上げていたのだけど、国家公務員の組織構造という一つの事例から他の事例を導く方法は帰納なのか?と疑問に思った。事例の数ではく、共通性質の数によってなされる類推もあるらしいので、それなのかな? それから帰納の4タイプとして、枚挙、投射、類推、仮説形成を挙げているが、他の論理学の資料では、論証の種類として演繹、帰納、仮説形成の3つの枠で説明しているものがある。仮説形成が帰納に含まれる説明が不十分だと感じるし、仮説演繹法との違いもよく分からなかった。
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これまでに何冊か読んできた著者の本。 比較的読みやすくまとめられたものだと思うが、存外時間がかかってしまい、自分の衰えがいやになる。 これまでの本で中心的に扱われてきた論証の解説に加え、推論の誤りのパターンや、認知バイアス、相関と因果関係なども扱われていて、幅が広がったように思...
これまでに何冊か読んできた著者の本。 比較的読みやすくまとめられたものだと思うが、存外時間がかかってしまい、自分の衰えがいやになる。 これまでの本で中心的に扱われてきた論証の解説に加え、推論の誤りのパターンや、認知バイアス、相関と因果関係なども扱われていて、幅が広がったように思う。 その一方で、それぞれの解説は幾分浅い。 複数の事例を挙げて説明するなどしてほしかった。 論証図による論証の検証は、野矢繁樹さんの流れをそのまま引き継いだもの。 ただ、そこで例題とした文章は、わかりにくい気がする。 というのは、論理式との混同が起きやすい文章だから。 論理式は「PならばQ」を、「P→Q」と書く。 一方、本書の例題で挙がっている文章では、次のような二文が、合流論証を構成する二つの根拠とされる。 ⑥自分自身や他者の行動パターンは、年を重ねるほどよく分かるようになる。 ⑦そうなれば、人が思わぬトラブルに巻き込まれないように、また人が相手の立場に立てるように、手助けをすることができる。 で、別個の内容なので、合流論証となるのだ、ということなのだろうが、⑦の冒頭に「そうなれば」とあるのがとても気になる。 ⑥が前提で、その場合に起こる事象が⑦のようにりかいでき、論理式のようにこの二つが→で結ばれるべきではないのか、と思えてしまう。 なぜそういう干渉を起こしやすい例文を使うのだろう? それから、誤植が多いのも気になる。 私のような不注意な読者でさえ、四か所も気づいてしまった。 こういう内容の本だけに、言葉の扱いが雑なのは残念。
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