「サードエイジ」をどう生きるか シニアと拓く高齢先端社会

片桐恵子(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京大学出版会
• 発売年月日: 2017/08/15
• JAN: 9784130530255

商品レビュー

2022/06/27

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11393001

2018/01/03

サードエイジ、とは現役時代後半から引退後、まだまだ活発に動ける人たちのこと。
この人たちの社会参加の選択肢には３つあって、それは社会参加活動、生産的活動、市民参加活動。
従来は孤立して引きこもってしまうのではなく、地域に関わる、などの社会参加活動が大事、ということが強調されてきたが、もっと多様な活動を視野にいれたほうがよいということであとの２つが加わった。
なんとなくそうだろうなと思っていることを参考文献とデータを示しつつ論じられると、あ、なるほど、と。
自分はこれからサードエイジ期に向かうわけだが、３つのどれかにあてはまるような活動ができるんだろうか？

1997年ユネスコの国際成人教育会議で採択された「成人学習に関するハンブルグ宣言」がいまさらながらすばらしい。
「成人教育は権利以上のものであり、21世紀への鍵である。それは積極的な市民性の帰結であると同時に社会生活への完全な参加の条件である」
21世紀になって20年が経とうとしているが、この辺り、どうなんですかね。