家賃について考えてみたら、収益を上げる方法が見えてきた。 家賃をサイエンスする空室対策

亀田征吾(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2017/08/01
• JAN: 9784480878922

商品レビュー

2019/04/11

賃貸経営に興味はありませんが、様々な間取りを比較しどちらが好まれるか、といった検証事例が多数掲載されている点に興味を惹かれて読んでみました。
様々な家賃決定要因を挙げ、それぞれについて加算・減算額を設定、地域の基準となる家賃に各物件の加減算結果を足し合わせて適切な家賃を試算、現状家賃の適正度合をはかりつつ、収益改善のための方策を探る、というのが筆者の実践してきた手法です。
掲載されているコンサル事例は不動産会社が肌感覚で家賃を下げたほうが良い、などコメントしている内容と真逆の内容になることが多く、不動産屋のなんといい加減なことか、という印象を強くしてしまいます。
とはいえ、中には真っ当な不動産屋さんもいることでしょう、自分が部屋を借りてきた際に関わってきた不動産屋さんもそういう真っ当な人であったと願いたいです。