1,800円以上の注文で送料無料

賭博師は祈らない(2) 電撃文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-10-03

賭博師は祈らない(2) 電撃文庫

周藤蓮(著者), ニリツ

追加する に追加する

賭博師は祈らない(2) 電撃文庫

定価 ¥715

110 定価より605円(84%)おトク

獲得ポイント1P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/08/10
JAN 9784048932752

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

賭博師は祈らない(2)

¥110

商品レビュー

4

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/07/25

面白い。が、読み込みが足らないのか、重箱の隅なのか、いくつか疑問点が。。 ・何故、ラザルスはウィリアムにサイコロのすり替えを説明したのか。時間稼ぎにしても、他の内容の方が良かったはず。不正したことを暴露すれば無効試合あるいは反則負けだとゴネる口実を与えてしまう。カイジの麻雀で社...

面白い。が、読み込みが足らないのか、重箱の隅なのか、いくつか疑問点が。。 ・何故、ラザルスはウィリアムにサイコロのすり替えを説明したのか。時間稼ぎにしても、他の内容の方が良かったはず。不正したことを暴露すれば無効試合あるいは反則負けだとゴネる口実を与えてしまう。カイジの麻雀で社長がゴネるのを思い出したが、この場合はあれと違いはっきりラザルスがイカサマしたことになるため、正当な主張になってしまう。 ・何故、奴隷商人が来る時間まで分かったのか。来ることまでは分かっても、時間稼ぎしてなんとかなる、と分かるほどドンピシャに時間を予測するのは無理なのでは? ・何故、ラザルスは蒸留酒を飲んだのか。サイコロを振るのには精緻な動作、集中力が必要。普通は、そんな正念場では酒は飲まないかと。舐めた程度なら、ダメージが大きすぎる(殺す気ないなら、ごく少量で大ダメージというのはどうなのかと思うし、場合によっては勝負の契約が交わされる前にラザルスが倒れるかもしれない) ・蒸留酒に毒を仕込んだ実行犯が誰なのか、有耶無耶になってしまった。家の中にあるものなのに、簡単に部外者に入れられるのか? ・サイコロには表面に精緻な意匠が施されていた。そんなサイコロに重りを入れる加工を一晩でするのは無理があるのでは。切って貼ってしたら意匠に傷ができバレる気が。 ・何故、ウィリアムはエディスの家にダイスを送っていたのか。ここが一番の謎だった。 ・何故、道の修理工は荷物の中身まで知っていたのか。普通は荷物が搬入されたところまでしか分からないのでは? ・ラザルスはダイスが違っていればどのような手を打つつもりだったのか。 ・エディスだが、従兄弟に家督を譲渡できるなら、自殺未遂したりラザルスが賭博する必要はなかったのでは? 屋敷と仕事を押し付けただけで家督を譲ったわけではない? もう一度読めば、的外れな疑問だと思うかもしれない。そしてあくまで、錬られたシナリオだけに、重箱の隅をつつきたくなるという意地の悪い感覚もあるわけで、本作がとても面白かったのは間違いない。

Posted by ブクログ

2019/01/19

もう涙がとまりません。膝を打ちました。 全巻ほど賭博に至る動機が少ない本巻、そのため、主人公をどうやって土俵に乗せるのかということがキーになります。 その中で、自身の価値、立ち位置を悩んでいたヒロインの選択。彼女の葛藤に対して間接的に答えを出す行動はあまりのうまさに声が出ました。...

もう涙がとまりません。膝を打ちました。 全巻ほど賭博に至る動機が少ない本巻、そのため、主人公をどうやって土俵に乗せるのかということがキーになります。 その中で、自身の価値、立ち位置を悩んでいたヒロインの選択。彼女の葛藤に対して間接的に答えを出す行動はあまりのうまさに声が出ました。そして物語の盛り上がりポイントでもあり、同時に涙があふれ出しました。 うますぎる、ずるいと思いながら賭博へと。盤上の攻防はやはり熱く、最高でした。

Posted by ブクログ

2017/12/18

1巻でリーラという奴隷の少女を助けたため 帝都ロンドンから都落ちすることになった 賭博師のラザルス。 次の落ち着き先はバースと決めたのは 良いのですが、道中で事故に巻き込まれ 地主の少女、エディスに出会って…。 という導入。 今回は、リーラを『買いたがって』いた人物と 勝負...

1巻でリーラという奴隷の少女を助けたため 帝都ロンドンから都落ちすることになった 賭博師のラザルス。 次の落ち着き先はバースと決めたのは 良いのですが、道中で事故に巻き込まれ 地主の少女、エディスに出会って…。 という導入。 今回は、リーラを『買いたがって』いた人物と 勝負がつきます。 但し、彼が怨敵となりそうなのは この時点で明白なのですが…。 リーラも、そして今回彼に助けを求めた エディスも、頗るいい女です。 聡明だし、心優しいし。 ラザルスも、ここという勝負どころでは とても格好がいい。 義侠心とか男としての血の熱さが、理性の下に ちゃんとあって、守るべきもののために勝負する。 ヘナヘナと誰かに癒やされていないで 現実的なのもすごく良いのです。 時に彼の行動は、非情に映りますが…。 登場人物が、自分の人生は自分で どうにかしようと腹を括っているところ。 出来ることを積み重ねて、少しでもマシな 状況に、自分を置こうとするところ。 ご都合主義じゃなく、根の処に人としての 善良さや優しさを湛えているところ…が このシリーズの良さだと思います。 ラザルスの、今回の勝負で見せた凄絶さや 徹底したプロとしての勝ちは、読んでいて 恐くもありますが、震えるほどの魅力にも なり得ていて…。 彼が簡単に女と深い仲にならないところも 私は好きだったり、します。 リーラの思い詰めた、愛と自分で言えない愛情や エディスの賢明さに裏打ちされた、本気の恋は 女から見ても応援したくなっていたり。 え?何事が起きたかわからない? うーん。バラすと面白くないですもの。 気になった方はお読み下さい。 私は、今回のほうが1巻より凄みが増して 小さな勝負だとは思えず、読んでいて すごく面白かったです。 リーラは、捨てられないことを望んでいましたが 次にはもっと深い関わりでの希望を持つのでしょうか。 彼女が、誰かを愛するのは、いつなのかな…。 次が楽しみです。

Posted by ブクログ