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鬼平犯科帳 決定版(17) 特別長篇 鬼火 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/08/04 |
| JAN | 9784167909116 |

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鬼平犯科帳 決定版(17)
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鬼平犯科帳 決定版(17)
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
17巻は特別長編です。 === 鬼平は評判の飲み屋「権兵衛酒屋」に立ち寄ってみた。口数の少ない初老の夫婦がやっている小さな店。だが亭主は、昔はそれなりの侍だったのではないか…。 店を出た鬼平は怪しい男たちを見かける。そのまま見張ると男たちは閉店した権兵衛酒屋に押し入ったではない...
17巻は特別長編です。 === 鬼平は評判の飲み屋「権兵衛酒屋」に立ち寄ってみた。口数の少ない初老の夫婦がやっている小さな店。だが亭主は、昔はそれなりの侍だったのではないか…。 店を出た鬼平は怪しい男たちを見かける。そのまま見張ると男たちは閉店した権兵衛酒屋に押し入ったではないか! すぐに駆けつけ「火付盗賊改方 長谷川平蔵だ!」 だが、賊と一緒に、亭主も逃げ出していたではないか。残されたのは、賊に斬り付けられた女房だけ。 権兵衛酒屋に何が?逃げ出した亭主は侍から盗賊になったのか? 鬼平は同心たちに見張り、聞き込みを指示する。だが同心が事情を聞いた近所の老人は殺され、鬼平の乗った籠も襲撃される! === 今回は旗本家の相続問題が発端です。 徳川将軍直轄家臣の旗本の家の内情は、幕府の監察により厳しく監視されている。しかし人脈とか金の使い方で融通も効く。 石高の大きな武家が、弱小武家を利用したり、それにより小さな武家も縁故が生まれたり…。しかしその影には追いやられた人間の哀しみもある。 物語としても、捕物、殺陣、登場人物たち、人の情、全体的に良かったです。 「鬼火」は最後の最後に出てきますが、はたして言いたいことがあって出てきたのか、科学現象なのか…。
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▼15巻も特別長編でしたが、そちらは正直に言ってイマイチでした。17巻の「鬼火」は面白かったです。普通に長編ミステリとして組み立てができていますね。 ▼要は2/3くらいまでは、全貌が鬼平にも読者にも分からない。3/4までと言って良いかな…。その「分からなさ」を愉しみます。そのネ...
▼15巻も特別長編でしたが、そちらは正直に言ってイマイチでした。17巻の「鬼火」は面白かったです。普通に長編ミステリとして組み立てができていますね。 ▼要は2/3くらいまでは、全貌が鬼平にも読者にも分からない。3/4までと言って良いかな…。その「分からなさ」を愉しみます。そのネタ自体は短編でも済むような話ですが、語り口がレギュラーを上手く使って広がりがあって、謎の展開も段取りが深い、という印象です。 以下、ネタバレあります ▼鍵を握るのは、「権兵衛酒屋」という居酒屋の不愛想な老人夫婦。これが要は、 「落剝したかつての御家人」で、 「落剝した理由はお家騒動で、決して根っからの悪人ではなく」 「でも浮世の流れで、きちんとした?盗賊まで身を落として」 「今は引退しているが一族の対面のために素性は明かしていない」 「そこに、性の悪い盗賊たちの手が伸びる」 という仕掛けでいわゆる「人生の哀歓」ってやつが濃厚です。 そのあたりは池波さんが敬愛しているはずのメグレ警視シリーズを彷彿とさせます。 ▼その「性の悪い盗賊」を退治して終わりになるんですが、その悪者たちが毎度おなじみの「不良旗本」や「不良奥医師」などの浮世の権威と持ちつ持たれつだったりして、なかなか一筋縄に組織の全貌と動機が分からない、という仕組みでした。
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居酒屋の奇妙な襲撃事件が発端となって平蔵暗殺計画、旗本のスキャンダルへと転がっていくストーリーが面白く、人間模様やスリリングな展開が巧みでページを捲る手が止まらなかった。タイトルの回収の仕方も大変味があって、心地良い余韻が残る。
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