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石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/07/01 |
JAN | 9784062206877 |
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商品レビュー
3.9
21件のお客様レビュー
TVで紹介され注目! 機密費という「国家のタブー」に触れてしまった二課刑事(ニカデカ)たちを待っていたのは――。
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外務省の機密費詐欺事件を暴く警視庁刑事のドキュメント ノンキャリアの現場への執念が難事件を解決してきた それは国家の浄化にも繋がる健全を担保する有効な仕組み 他省庁の事件を暴くのは難しい それも外務省のように国家機密を扱うところは尚更 そこに切り込んだ警視庁の物語は歴史を飾るべき...
外務省の機密費詐欺事件を暴く警視庁刑事のドキュメント ノンキャリアの現場への執念が難事件を解決してきた それは国家の浄化にも繋がる健全を担保する有効な仕組み 他省庁の事件を暴くのは難しい それも外務省のように国家機密を扱うところは尚更 そこに切り込んだ警視庁の物語は歴史を飾るべきもの 翻って今日、こうした組織の健全な自浄能力は堅持されているのか? ノンキャリアのエネルギーを「国家の仕組み」として新たに作り出せていない気がする
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
外務省公金横領事件を題材にした警視庁捜査2課の刑事たちのノンフィクション。 森政権の頃に調査をして小泉政権の時に火を噴いた案件。 そういや田中マキコが外相なんかしてたっけなあ。懐かしい。 捜査のやり方や推移なんか実に面白かった。 それだけじゃなく、色々考えさせられた。 2000年頃は政界や官界の変化した頃で、小選挙区制度の定着や派閥衰退のスタートと団塊世代が幅を利かせた最後の時代。 活躍した刑事、逮捕された外務省職員も団塊世代の人達で2000年当時は働き盛りで隣の係と鎬を削って仲も悪い。 最近は汚職事件の摘発も華々しくなく、政治家や官僚が身綺麗になったとか摘発する側がサラリーマン化して職人刑事が居なくなったとか言われている。 それも有るかもしれないけど団塊世代の灰汁の強さと言うか競争の激しさとか上昇気質とか、そういうのが流行らなくなった所為だと思うんだよね。 今でも汚職とかしている奴はしているんだろうけど、さすがに組織ぐるみって言うのは少なくなったんじゃないかと思うが、どうなんだろ?
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