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昨日までの世界(上) 文明の源流と人類の未来 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
| 発売年月日 | 2017/08/02 |
| JAN | 9784532198282 |

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商品レビュー
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21件のお客様レビュー
少し前に買っておいたのを今回読了。『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンド氏の著作。 ニューギニアやアフリカの現地人、オーストラリアのアボリジニやアラスカのイヌイットと言ったいわゆる国家には属さない部族性の社会の人々の研究、聞き取り、観察などによる知見をふんだんに交えての...
少し前に買っておいたのを今回読了。『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンド氏の著作。 ニューギニアやアフリカの現地人、オーストラリアのアボリジニやアラスカのイヌイットと言ったいわゆる国家には属さない部族性の社会の人々の研究、聞き取り、観察などによる知見をふんだんに交えての文明論といったところか。 ニューギニアならダニ族とかアフリカならクン族やアカ・ピグミー族とかアラスカならイヌイットのイヌピアト族とかとにかくいろんな部族の名前が出てくる。その辺りは覚えられないのでなんとなく語感で読んで、要するに「この部族ではこんな感じで」という例証が多く、それと対比させる形で現代のいわゆる先進国の事例を引いている。 上巻は第3部までで、第1部は他人の認識について、第2部は戦争について、第3部は子どもと高齢者についてという構成だが、私は特に第3部の第5章の子どもについてが興味深かった。 学校教育というもののない部族社会で子どもがどう大人になっていくのかとか、様々な部族社会ではどんなふうに子育てをするのかとか。 何しろ厚い本なので、ぼちぼちしか読めなかったが引き続き下巻もよむつもりだ。
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ジャレド・ダイアモンドの作品は3作目。本書では「伝統的社会」と「国家社会」の対比が論じられる。伝統的社会とはアマゾンのヤノマミ族のような狩猟採集生活を行う少数民族の伝統的社会である。これに対し、国家社会とは一例をあげれば現代の欧米社会のようなWEIRDな国々である。WEIRDとは...
ジャレド・ダイアモンドの作品は3作目。本書では「伝統的社会」と「国家社会」の対比が論じられる。伝統的社会とはアマゾンのヤノマミ族のような狩猟採集生活を行う少数民族の伝統的社会である。これに対し、国家社会とは一例をあげれば現代の欧米社会のようなWEIRDな国々である。WEIRDとはWestern, Educated, Industrialized, Rich, and Democraticの頭文字を取ってWEIRD。しかし、5400年以前には国家など、どこにも存在しなかった。600万年におよぶ人類史において、国家ができるという、この変化は比較的最近の話である。そして農耕が始まる1万1000年より前の時代では、世界中どこも狩猟採集民だったわけで、伝統的社会の生活習慣は少なくとも、それほどの長きにわたって継続されてきた実験なのである。そして、その実験結果には、真摯に受け止め検討する価値がある。表現を変えれば、人類は最近になって、急激な大変化に見舞われたともいえる。それは例えば健康などにも影響を及ぼす。現代の国家社会の人々は循環器疾患(心臓発作、脳卒中、抹消血管疾患)糖尿病、腎臓病、癌などで亡くなる。しかし、伝統的な生活様式を維持している小規模社会においては、こうした非感染性疾患はほとんど、あるいはまったく存在しない。住民の西洋化と共に西洋の食生活を取り入れたためこれらの病気は起こる。例えば塩分の過剰摂取によって引き起こされる疾患(高血圧とそれによって起こされる循環器疾患や脳卒中、心筋梗塞など)、糖分の過剰摂取によって引き起こされる疾患(糖尿病など)である。伝統的社会では塩分の摂取量が少ない。我々はいまだに大昔の低塩分の食習慣に適応した身体を持ちながら、比較的最近、塩分の多い食事をするようになってしまった。その結果、塩分の過剰摂取が、ほぼすべての現代病を引き起こすリスク要因となっている。著者はだからといって伝統的社会に回帰するようにといっているのではなく、国家社会に生きながらも、伝統的社会の良いところだけを取り入れる事によって人生を豊かにしようといっているのである。「アメリカの多くの人は、物的には非常に豊かです。しかし、他の世界に関する知識と理解に関しては、貧困なままです。」アフリカに長く暮らした経験のある著者の友人はいう。詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou24103.html
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『銃・病原菌・鉄』で有名なジャレドダイヤモンドの著作。どちらかと言えば文化人類学寄りの内容から現代社会で当たり前と思ってしまっていることへの課題提起をされている。 上巻は訴訟や戦争の話や子供、高齢者に関するテーマが主だったが、とりわけ高齢者の話は現世に残る(姥捨山のような)リアル...
『銃・病原菌・鉄』で有名なジャレドダイヤモンドの著作。どちらかと言えば文化人類学寄りの内容から現代社会で当たり前と思ってしまっていることへの課題提起をされている。 上巻は訴訟や戦争の話や子供、高齢者に関するテーマが主だったが、とりわけ高齢者の話は現世に残る(姥捨山のような)リアルなエピソードが結構衝撃的だった…読めば背景は納得できるが… おそらく著者が指摘されている点、課題については今後も考えなければならない点も多い。
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