スコアをつければ組織は動く 会社が回る「仕組み」の作り方

チャールズ・A.クーンラット(著者), リー・ベンソン(著者)

• 販売会社／発売会社: ダイレクト出版
• 発売年月日: 2017/04/10
• JAN: 9784866220253

商品レビュー

2022/03/03

帯表
コカ・コーラ、ペプシ、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、マクドナルド、マイクロソフトなどの世界一流企業をはじめ、100万人以上の経営層に影響を与えた「仕組み」の原則。
なぜ、このシンプルなシステムは、やる気のない従業員をモチベーションの高い人間に生まれ変わらせるのか？
帯裏
推薦の言葉
「ゲストサービス、スキー指導、飲食物の提供･･･、私たちはビジネスのすべての領域でコーチングとスコアの記録を行っている。
　私たちがポジティブな態度と高い意欲を保つことができるのは、チャックのアイデアのおかげである」
ボブ・ウィートン（ディアヴァレーリゾート社長）
「スコアはどのように記録すればよいのか？
　経営幹部を悩ましてきたこの大問題に、ついにクーンラットが答えてくれた」
T・スコット・グロス（『思わず誰かに話したくなる「超」一流のサービス50のヒント』著者）
『著者は、役員室、経理部、倉庫など、どんな場であれスコアカードを導入し、誰もがスコアを知って適切な判断を下すことを可能にした」
ラベル・エドワーズ（ブリガム・ヤング大学アメフトヘッドコーチ）
見返し
プレーするように働こう！
会社の親睦会でバレーボールをするとき、同僚10人は一瞬のうちに結束を固め、目標に向かって一致団結する。
ところが、その10人が職場に戻るや、そのまとまりはまったく見られなくなってしまう。
これはなぜなのか？
私たちは、やる気の湧くもの、目標が明確なもの、進歩の度合いが示されるものに動かされる傾向にあるのだ。

鍵はスコアキーピングにある。
しかし、企業の従来の測定ではネガティブな面に注目するばかりで、逆に意欲を喪失させてしまう。
これを「スコアキーピング」に変えたとき、真の「測定に基づいたマネジメント」がスタートする。
スコアをつけることではなく、いかにしてスコアをつけるかが重要なのだ。

本書で紹介する手法は、スポーツで使われる測定法を職場に応用するものだ。
これまでに何千社もの企業がこのシステムを採用後、大幅に生産性を向上させ、職場環境を改善し、士気を高めることができた。
効果的なスコアピーピングの仕組みと戦略を理解して実践すれば、会社の規模、管理スタイル、目標の大小に関係なく、生産性、収益性が向上するだろう。

2020/11/24

具体例豊富で非常にわかりやすく、納得できる内容。
しかし、勝ち方がはっきりしているスポーツの話はよく理解できたが、ビジネスにおいて、展開の仕方までははっきりとは明記されていない。少し消化不良。
まずは、子供でスコアーキーピングをパワーを確かめるべく、早速実験中。

2017/04/26

ペアレント・スコアカード

チームにどれだけ貢献したかを記録するもので、得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックショット、パス、パスカットの回数がわかるようになっていた。
ターンオーバー、シュートミス、パスの失敗、ファウルなどのネガティブなプレーを非難しないことで、ジュニアリーグの落とし穴に陥らずに済む。

→オーダーメイドのスコアカードから、弱点が明らかになり、それを改めることもできた。
チームのスコアキーピングによるパフォーマンスの評価しなければ、得点もリバウンドも1番でない限り、いつも何ができて”いない”かを指摘されることになっていただろう。

誰が欠勤したかではなく、誰が出勤かを記録する。
欠勤率→出勤率

違反者を罰するのではなく、やるべきことを果たしたものに報いる。

”すべて”を記録の対象にするなど無理な話である。
したがって、優先順位をつける必要がある。「15分ルール」を守り、時間をオーバーしないだけでなく、時間を効率的に使うことを考えなければならない。

そこで、会社のためにできることを上から5つ選んで、スコアをつけることを勧めたい。