![貧困と飢饉 岩波現代文庫 学術366](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001890/0018904933LL.jpg)
- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1224-13-05
貧困と飢饉 岩波現代文庫 学術366
![貧困と飢饉 岩波現代文庫 学術366](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001890/0018904933LL.jpg)
定価 ¥1,804
1,375円 定価より429円(23%)おトク
獲得ポイント12P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/21(金)~2/26(水)
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2017/07/15 |
JAN | 9784006003661 |
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-680-160.png)
![](/library/dummy/img-pickUp01.jpg)
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/21(金)~2/26(水)
- 書籍
- 文庫
貧困と飢饉
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
貧困と飢饉
¥1,375
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
簡単なメモ ・飢餓は食料供給の減少からなるというアプローチでは飢餓の十分な説明にはならず、所有の権限からのアプローチで飢餓を捕らえた方が有効なケースが多い。例えば供給量が十分でも、ある層の所得が急上昇して食料需要が上がり価格が上昇すると、それに取り残された少ない?権限しか持たな...
簡単なメモ ・飢餓は食料供給の減少からなるというアプローチでは飢餓の十分な説明にはならず、所有の権限からのアプローチで飢餓を捕らえた方が有効なケースが多い。例えば供給量が十分でも、ある層の所得が急上昇して食料需要が上がり価格が上昇すると、それに取り残された少ない?権限しか持たない貧困層は食料を得られる機会が減少する。 ・今、世界は気候変動で食料供給の不確実性が増しており世界中で同時に不作が起こるケースがあった場合、この権限アプローチは有効性を持つのだろうか?要するに、他国から食料を調達費用が急上昇した場合である。そのような場合、市場原理よりも政府含む公共部門が本書で述べられてる以上の役割を果たす必要があるのだろうか? ・農業品を国家の戦略物資にしているアメリカやロシアのような大国の農業品に対する価格優位が高まった場合、市場原理を重視したグローバル化が加速していくと現地生産が減少するだろう。コロナウイルスで見られたような国境封鎖が行われた場合、一気に食料不安が勃発する可能性も考えられる。農業品は、生産されるまで時間がかかり短期間で超過需要を満たすことは難しい。そのような集中化により脆弱性が高まることはないだろうか? ・農業品の市場化を押し進めると、民間の商人が価格を操作し価格を釣り上げる可能性も出てくる。本書で述べられているように備蓄量の増加はそれに対応する意味で必要である。日本に置いてもコメ先物が再開するかもという報道を目にした。為替相場の安定のためドル等外国通貨を大量に保有するように、相場の安定のために米の十分な備蓄が求められる。
Posted by
飢饉を定義から問い直し、飢饉を一般的に・単純に考えられる食料不足からもたらされるものではなく、権原(自分が所有するもの、交換可能性)によってもたらされるという着眼点は斬新。権限は単なる所得や購買力ではなく、雇用制度や社会保障、相互扶助など公共政策も重要。1つの現象を定期から問い直...
飢饉を定義から問い直し、飢饉を一般的に・単純に考えられる食料不足からもたらされるものではなく、権原(自分が所有するもの、交換可能性)によってもたらされるという着眼点は斬新。権限は単なる所得や購買力ではなく、雇用制度や社会保障、相互扶助など公共政策も重要。1つの現象を定期から問い直し、その原因やメカニズムを事例をもとに分析して1つのアプローチに帰結させるという考え方はとても勉強になった
Posted by
貧しい国も貧しいうちは保健と教育に投資した方が良い。「(貧しい国が保健と教育に多くを支出する余裕があるのか)多くの貧しい国々――スリランカ、中国、コスタリカ、インドのケーララ州他――がまさしくそれに成功したという、実証的な事実について述べるだけではなく、裕福な国より貧しい国の方が...
貧しい国も貧しいうちは保健と教育に投資した方が良い。「(貧しい国が保健と教育に多くを支出する余裕があるのか)多くの貧しい国々――スリランカ、中国、コスタリカ、インドのケーララ州他――がまさしくそれに成功したという、実証的な事実について述べるだけではなく、裕福な国より貧しい国の方が公衆衛生・医療サービスや基礎教育制度を提供するコストがはるかに安いという、一般的な事実を理解する必要もある。その理由は、保健も教育も労働集約的な活動であり、貧しい国の方が賃金が低いために保健や教育のコストがずっと安くなるからである。(中略)国が非常に貧しいうちは、これらのサービスに支払わなければならないお金もまた、著しく小さいのだ。」 日本の徳川時代と明治時代の比較研究までも引用している。かなり勉強になった。権原という訳語が少し難解だが、それ以外はわかりやすい。
Posted by