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靖国で会う、ということ
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靖国で会う、ということ

曾野綾子(著者)

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靖国で会う、ということ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2017/07/01
JAN 9784309025889

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2023/06/13

タイトルを見ると、戦争で亡くなった方々への追悼の想いなど太平洋戦争に関する書籍かと思ったが、内容としては筆者が現在の日本の姿を憂い古き良き日本人の姿を改めて考えるものだ。より奥深い内容となっている。 今の日本人は敗戦からの立ち直りと、その後の圧倒的な経済成長、そして世界有数の裕福...

タイトルを見ると、戦争で亡くなった方々への追悼の想いなど太平洋戦争に関する書籍かと思ったが、内容としては筆者が現在の日本の姿を憂い古き良き日本人の姿を改めて考えるものだ。より奥深い内容となっている。 今の日本人は敗戦からの立ち直りと、その後の圧倒的な経済成長、そして世界有数の裕福で安全な国に住んでいる。大半の読者は年齢からして今の日本の豊かさしか知らない。団塊世代ぐらいまでなら、幼い頃の貧乏な暮らしや物がなく不自由だった頃もあったかもしれないが、記憶は薄れているだろう。私の父は戦前うまれだから、小さい頃から敗戦で何も無くなった時代を過ごしている。私が幼い頃はご飯粒一つ残すと結構叱られたし、米が如何に重要だったか、芋ばかり食べていた話を聞かされた。幼い私にもご飯を残してはいけない習慣は身に付いたが、いつしか嫌いなものは初めから手を付けず、それを何度も繰り返すと自分の分は作られないという流れを作るなど、ちょっとした狡猾さも身につけた(親からしたら全く食べない子供にかける手間も金もないといった事だと思うが)。 そんな幼少期の思い出に、近所付き合いが鮮明に残っている。両親が共働きだったから、お腹を空かして庭で遊んでいれば、右隣の家も左隣りも2軒先の家でも、すぐに家に招き入れてくれて、おやつや飲み物をくれた。私にとっては同じ番地のおじさんおばさん達は皆んな親のようなものだった。今でこそ開発が進んで、当時アマゾンの様な密林にカブトムシやクワガタ、マムシから野うさぎ、野犬まで何でもありの森は消え失せてしまったが、二階建てくらいの高さにトムソーヤの家を自分で建てて秘密基地にするなど幾らでもできた。あの時代が懐かしく、本当に自分も周りの大人達も優しさや人間性に溢れていたように感じる。 今の日本は子供の教育にしても、順位と結果だけが目的となり、周りは敵だらけ(私も高校は競争だけの進学校だったが)、1番以外に人権もないような社会になりつつある。そうした教育からなのだろうか。日本人は却って退行しているようにも感じる。私も会社で仕事をしていると、「これはどうなってますか?」「どうしたら良いですか?」だけの質問をよく受ける。いやいや、貴方はどの様に考えてますか?それとも、何も思い付かない頭を私が肩代わりするのですか?という気分を毎日味わう。考えるのが面倒なのか、放っておけば誰かが助けてくれるのか、本当に頭が悪いのか(忙しいから考える暇もないと大半の人は言うが、単なる言い訳だ。私も忙しい)。悲しくなってくるが、深く考えるとか、自分の考えを先ずは述べるといった基本動作もままならない。 本書はアフリカの話題が多いが、何もない場所、ウイルスや自然の脅威の中にそのような人達を放置したら、きっと泣き出すくらいしか出来ず、誰かに頼らなければ生きてはいけまい。悲しい。 本書はそうした日本人が失ってしまった事を嘆くよりも、諦めにも似た吐き捨てるような口調で次々と語っていく。歳を重ねてきた自分にも、その気持ちが痛く共感できるし、だから結局何?と言われれば私に答えなんか聞かないでくれ、と突っぱねる事の繰り返しだ。 日本は便利さを得た代わりに多くのものを失った。日本人のアイデンティティまでグローバル化や資本主義の脅威が侵食した様に思う。筆者は18歳での社会奉仕活動参加を提案するが、そこも全く同感だ。経験ないところ語るべからずとまでは言わないものの、できるだけ体験し、その目で真実を見て、自分で考え、自ら動け。このサイクルがあってこそ本来の人間になれる様な気がする。親も近所のおばさんも教えてくれないような社会から「元に戻すべき」と考えてしまうのである。

Posted by ブクログ

2023/01/28

題名で手に取ったけど、靖国に関することはほんの少しだけだった。著者が日本財団などの活動で行かれたアフリカなどの途上国の話、またそのような色々な経験から日本国のことを語られている。「自分をいささかは犠牲にする義務を伴わない自由は、成熟したほんものの自由ではない。」最近は自分の権利ば...

題名で手に取ったけど、靖国に関することはほんの少しだけだった。著者が日本財団などの活動で行かれたアフリカなどの途上国の話、またそのような色々な経験から日本国のことを語られている。「自分をいささかは犠牲にする義務を伴わない自由は、成熟したほんものの自由ではない。」最近は自分の権利ばかりを主張する傾向が強いように思う。その前にきちんと義務を負わなくてはいけないのだと感じた。

Posted by ブクログ

2021/10/14

「土木にかかわる方たちは、人々の生活、その子孫のくらしまで役立つ大きな仕事を成し遂げながら、完成した作品には名前一つ残さない。私たちは信仰の立場からみても、それは一つの非常に見事な勇気ある生き方だと思うのである。」p221抜粋    

Posted by ブクログ

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