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アメリカ銃の謎 創元推理文庫

エラリー・クイーン(著者), 中村有希(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2017/07/12
JAN 9784488104412

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アメリカ銃の謎

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商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2023/08/25

コロシアムに集まった20000人の観客の前でのロデオショウでの衆人環視の殺人!全員の身体検査、コロシアム中の捜索でも凶器の銃はどこからも見つからず…という不可能犯罪。謎は面白くて、とても感じよく爽やかな可愛らしさのある被害者の娘と、いかにもハリウッドのセクシーな女性と、可愛らしい...

コロシアムに集まった20000人の観客の前でのロデオショウでの衆人環視の殺人!全員の身体検査、コロシアム中の捜索でも凶器の銃はどこからも見つからず…という不可能犯罪。謎は面白くて、とても感じよく爽やかな可愛らしさのある被害者の娘と、いかにもハリウッドのセクシーな女性と、可愛らしい坊やとのちょっとした三角関係なんかもあって、するする興味深く読んだ。 読者への挑戦もあるし、2人目の殺人もあるし、舞台も謎も派手だし、面白いんだけど、謎解きはちょっとスケールが小さいかな…。読み手の勝手だけど、期待値が大きくなりすぎて、風呂敷の畳み方が案外普通だなと拍子抜けしてしまったというか。ミステリとしてはとてもロジカルでエレガントなんだけど、クイーンの国名シリーズ!と気負いすぎてしまったのかも…。

Posted by ブクログ

2023/06/25

カウボーイたちのショウの最中に起こった殺人事件。その場にあった四十五挺の銃はどれも凶器ではなく、何処からも見つからない凶器にモヤモヤさせられる。でも一番モヤモヤしたのは2万人の観客の身体検査。読んでて自分がこの観客の一人だったらと思うと絶望を感じた。早く帰りたい気持ちでいっぱいに...

カウボーイたちのショウの最中に起こった殺人事件。その場にあった四十五挺の銃はどれも凶器ではなく、何処からも見つからない凶器にモヤモヤさせられる。でも一番モヤモヤしたのは2万人の観客の身体検査。読んでて自分がこの観客の一人だったらと思うと絶望を感じた。早く帰りたい気持ちでいっぱいになった。

Posted by ブクログ

2021/12/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

巷の評価は低いようだが、個人的にはかなり好き。 クイーンお得意の衆人環視の状況下での殺人。 そしてなんと容疑者は2万人。 その中で犯人を一人に絞り込むロジックはやはりさすがだ。 銃の隠し場所や、銃を持つ手の違いなど、いくつか気づけたところはあったが、あのトリックが使われているということには気づけなかった。 つまり、推理しなければトリックが用いられていると気づけないようになっており、飯城勇三氏はこれを「推理がトリックを乗り越える」と見事に表現している。 用いられているロジックは ・ベルトの穴(→替え玉) ・銃の持つ手(→替え玉) ・銃の射角と騎手の傾き(→犯人も騎手) ・射撃音は一斉射撃の瞬間のみ(→両撃ち) ・金庫の南京錠の捻る向き(→両利き) といったところ。 どれも本当に単純なのだが気づけない。しかもしっかりと全て事前に読者へと提示されている。ぐうの音も出ない。相変わらず美しい。 解説にも書かれていたが、「1 進行中」での描写や、結果的に内容にはあまり関わりのないボクシングの試合の場面など、これまでの作品とは少し違ったところも見られる。 これからの作品を読むのが一層楽しみになった。

Posted by ブクログ

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